新幹線止めた”逆ギレ暴走老人”その賠償はおいくら? という記事より。
前代未聞の暴力事件で、新幹線の運行を乱されたJR東への賠償は別問題。故意の運行妨害の場合、莫大な損害賠償を請求されても文句はいえない。
購入したグリーン席と違うところに座っていたところ、車掌から切符を見せるようにいわれ激高し、車掌を殴るなどの暴行をして新幹線を40分近く停車させた事件がありました。
これについて「莫大な損害賠償を請求されても文句はいえない」として、ではいくら位請求されるものなのか? というのが紹介されています。
古いデータですが、1985年の国鉄の資料によると‥‥
電車が急ブレーキをかけただけで電気代6000-8000円。さらに車輪の摩耗費用が1万円。運行妨害に関しても、通勤路線で15分20万-30万円。ラッシュ時は100万-200万円となり、新幹線なら1時間2000万-3000万円に跳ね上がるという。
随分と細かく規定してあるものなのですねぇ。今の金額に換算するとさらに高くなるのでしょうが、事件を起こした老人も1,000万円以上の賠償金を支払う可能性があるだろう、と。
しかし、現実にはあり得ないことのようです。
人身事故も含めて、実際に請求するケースはごくまれ。通常は弁護士を通じて数十万円程度のおわび金を包み、鉄道会社も不問に付すケースが多いようです。
よく列車の運行を止めると多額の賠償を求められると聞きますが、実際にはそういうケースはあまりないのでしょうか。鉄道会社としても「列車の遅延賠償は保険で自衛できる」ということもあるようです。
しかし、山岳救助の場合は違います。
隊員1人3万円(冬山5万円)、専用ヘリ1時間50万円もかかるが、こちらは何があろうと全額請求する
最近、冬山での遭難事故が続きましたが、命はお金には変えられませんが、1日ヘリコプターを飛ばし、数十人体制で捜索していたら膨大な金額になるのですね。
追記:新幹線で焼身自殺 → 新幹線、停止の賠償金は?遺族は?という記事を書きました。