次男の小学生最後の夏。その友達も連れて、那須旅行に行きました。那須といえば家族で30回は訪れただろう思い出の地。土地勘だけはあります。
とはいえ定宿がなくなってしまったのでどこに宿泊しようかと思案し、選んだのはモンゴルのゲルに泊まれる「モンゴリアビレッジ テンゲル」です。
子供連れなので旅館ではなく、かといってペンションでもなく、記憶に残るようなところが良いと思い珍しいモンゴルのゲルに泊まれる宿にしてみました。
どこにある? どんなところ?
「モンゴリアビレッジ テンゲル」は東北自動車道の那須I.C.からクルマで20分くらいのところにあります。街道沿いにあるので、迷わずに行くことができます。
施設内は案内図によると30棟以上のゲルがあります。全面芝生でボールなども用意されているので、子どもたちは身体を使って遊ぶことができます。
入り口から入ると駐車場があり、すぐにフロントがあります。フロントと同じ建物の中に大浴場があります。フロントの横にレストランがあります。
フロントから一番奥のゲルまでは、徒歩で1〜2分といった距離感です。
各ゲルには風呂、トイレはなく、フロントと同じ棟にある大浴場、場内に点在する共同トイレを利用します。
コンビニや飲食店は近くにある?
最寄りのコンビニはファミリーマート那須街道店です。
距離は1.8kmで、仮に徒歩だと片道23分です。ギリギリ歩けるくらいの距離感です。クルマであれば坂道を上ったところにあるセブンイレブン那須一軒茶屋店が行きやすいでしょう(2.7km)。
連泊した際に外食したいという場合には、徒歩圏内だと次のような飲食店があります(クルマなら選択肢は多いです)。
▼那々川 – 那須町その他/天ぷら・揚げ物(その他) [食べログ]
▼パパ シュネル (PAPA SCHNELL) – 那須町その他/洋食 [食べログ]
▼与一 (よいち) – 那須町その他/ろばた焼き [食べログ]
「与一」は片道1.1kmですが、家族で食事するのにはオススメです。
「テンゲル」のフロント
それでは「テンゲル」の施設を紹介していきます。駐車場にクルマを置いたら、その足でフロントへ行きチェックインを済ませます。
フロントで施設の案内を聞き、食事の時間を決め、ゲルの鍵を受け取ります。なお、この奥が大浴場(温泉)です。
「テンゲル文庫」で本を借りることができます。本好きの方はゲルで読書はいかがでしょうか。
モンゴルなアイテムのお土産もあります。19時〜22時は10%オフになります。
コーヒーメーカーもあります。
これとは別にフロントとレストランの間に自動販売機があります(アルコール類あり)。
興味のある人はモンゴルの民族衣装デールを着て、写真撮影することもできますよ。1着500円で、30分間自由に写真を撮ることができます。
これはファミリーに人気でした。
「テンゲル」のゲル
予約がギリギリになってしまったので、かろうじて残っていた「ちょっとフロントから遠いゲル」のプランになりました。
といっても、宿泊したゲルからフロントの方を見るとこのくらいの距離感です。テクテクと1〜2分といったところです。
宿泊中は食事、温泉、花火でフロントの方に行くことが何度かありましたが、不便に感じることはありませんでした。
これが宿泊したゲルです!
ゲルはモンゴル遊牧民の移動式住居で、組み立て・運搬が簡単で、移動しながら遊牧民が生活するのに用いています。
中は禁煙で、喫煙は外の青いポールの灰皿を利用します。
これがゲルの中です。通常のゲルはベッドが4つあります。エクストラベッドや敷布団を使用し、最大で6名まで宿泊可能です(最大10名まで宿泊できる大きなゲルもあり)。
初めてのゲルに子供たちも興奮!
どこに寝るかでジャンケン大会が始まりました。
エアコン、テレビ、金庫、フロント直通の電話、除湿機、加湿器(冬季のみ)があります。モンゴル直輸入のテーブル、イス、タンスもあるので雰囲気は抜群です。
ゲルに宿泊する体験は良い思い出になりました!
「テンゲル」の施設
トイレ
事前に楽天トラベルのレビューを読んでいた次男が「トイレが汚いと書いてあった」と心配していたのですが、レストラン近くとゲル近くの2ヶ所で利用しましたが、どちらもキレイでした。
汚く利用するグループと一緒になると、そういうことがあるのかもしれません。
トイレはウォシュレット付きです。
いずれのトイレもゲルから徒歩1分以内。ただ、どうしても夜は暗いので、もしも深夜に子供がトイレに行きたいとなると1人では難しいかもしれません。
温泉
さすが那須!
大浴場は温泉です。シャンプー、リンス、ボディーソープは用意されています。
露天風呂がありますので、夜空を見上げての入浴は最高でした。こればかりは晴れるのを祈るしかありませんが。
宿泊者が多いときは混雑するかもしれませんが、時間を少しずらせば問題ないと思います。
入浴時間は15時〜23時、6時〜9時30分です。子供たちは元気に朝風呂にも入っていました。
花火
子供の宿泊が多いからか、フロントの近くに花火ができるスペースが用意されています(22時まで、手持ち花火のみ)。
使用した花火を入れる水バケツもしっかりと用意されています。花火もフロントで購入できます(今回は途中のコンビニで購入していきました)。ローソクとライターもフロントにあります。
最近は煙に気を使って花火がしにくいという話も聞くので、こうして思い切り花火ができるスペースが用意されているのはありがたいですね!!
「テンゲル」の食事
夕食
「テンゲル」の夕食はレストランでバーベーキューでした!(夕食は18時〜)
これが大人1人前、子供3人前の分量です。A5ランクの那須黒毛和牛カルビ、黒毛和牛モモ、那須三元豚、鶏肉、オリジナルホワイトソーセージなどたっぷり。
子供たちも頑張って食べましたが、最後の焼きそばにたどり着く前にかなり満腹になってしまったようです(別にライスもあります)。
野菜のアヒージョも美味しいです。
前菜。これは苦手な子もいました。
「テンゲル」を選んだ理由の一つが、夜のバーベーキューでした。みんなでワイワイと食材を焼いて食べたら楽しいだろうし、たくさん食べたい子、少食な子がいても自在に調整できるからです。
大人には飲み放題プランも別途、当日につけることができます。1,480円または1,880円ですが、違いは主に生ビールだったと記憶しています。1,480円でも瓶ビールがありますので、瓶ビール派は嬉しいですね。
朝食
朝食は洋風&モンゴル風のビュッフェです。ベーシックな洋風のビュッフェに、たっぷりでお洒落なサラダコーナーに、2品くらいモンゴル料理がありました。
具材たっぷりの味噌汁が美味しかったです!
モンゴル料理としてとってみた羊肉を煮たもの。羊らしさがたっぷり残る、羊肉好きにはたまらない一品。ビールを飲みながら食べたいな、これは!
みんなで朝からもりもりと食事しました!
「モンゴリアビレッジ テンゲル」の感想・口コミ
サッカー少年たちは朝からボールを蹴って楽しんだりしたのですが、個人的に良いと思ったのはやはり夜です。
暗やみ&星空タイムというのが、21時30分〜22時に設けられていて、この時間は敷地内の街灯が消されます。静かな暗やみでは、目を凝らさずとも満点の星空を見ることができました!
子供たちも美しい星空に感激していました。
8月上旬の宿泊でしたが、朝方は冷え込むこともありましたので、羽織るものが1枚あると良いかもしれません。
食事も楽しく、ゲル体験も素晴らしいものだったのですが、一点だけ気になったことがあります。それは宿泊したゲルが少しカビ臭が強かったのです。
森に最も近いところにあるゲルなので、もしかすると湿気が多いのかもしれません。備え付けの空気清浄機を稼働したところ和らいだので、これは常時つけておいて頂いた方が宿泊客にはありがたいかもしれません。
楽天トラベルのレビューを少し読んでみたのですが、同様の感想はなかったので、宿泊したゲル固有のものなのかな、と思います。
ともあれ、ゲル宿泊体験はとても素晴らしいものでした。子供たちの思い出にもなったと思います! 機会があればまた宿泊してみたいです。
「テンゲル」の宿泊予約
今回の宿泊予約は楽天トラベルで行いました。
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楽天ゴールドカードを使っているのでポイントが貯まるのと(ポイントで宿泊もできる)、オンラインで決済まで完結するのが便利だからです(宿泊当日の支払いはない)。
宿泊料金は時期やプランにもよりますが、だいたい1人1泊10,000円くらいからのようです。
>>「那須温泉 モンゴリアビレッジ テンゲル」をチェックする