アニメ映画監督の宮崎駿氏が、引退することが発表されました。ベネチア国際映画祭の会場で、スタジオジブリ社長が明かしました。宮崎駿監督が「風立ちぬ」最後に引退という記事になっています。
星野社長が「ベネチアには過去に何度も招待していただいた。世界に大変友人の多い宮崎駿に関しての発表をこの場でさせていただきます」と切り出した後、「宮崎駿監督が引退することを決めました」と述べた。
なお、宮崎駿監督は、ベネチア映画祭には出席していないそうで、9月6日に東京で宮崎駿監督自身が会見を行うということです。
「風立ちぬ」の興行収入は80億円ということですが、うまくいっていないということなのでしょうか、そのための話題作りに‥‥なんて、うがった見方をしてしまうのは、過去にも宮崎駿氏は引退宣言をしたことがあるからです。
宮崎駿監督が引退「風立ちぬ」が最後では次のように。
宮崎監督は過去に、作品完成のたびに引退をほのめかしてきた。97年「もののけ姫」の時は「未練があるうちにおさらばしたい」。01年「千と千尋の神隠し」の完成を報告した直後は「もう長編は無理。2時間の映画を3年かけて作るのはくたびれます」と体力の限界を訴えた。
72歳という年齢もありますから、数年かけて長編作品を作るというのが困難になった、ということがあるのかもしれません。
Cut (カット) 2013年 09月号 [雑誌] | ||||
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半藤一利と宮崎駿の 腰ぬけ愛国談義 (文春ジブリ文庫) | ||||
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