新周波数、ソフトバンクが獲得へ 総務省29日決定ということで、携帯電話向けの“プラチナバンド”と呼ばれる900MHz帯の割り当てがソフトバンクに決まるようですよ!
NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンク、イー・アクセスの携帯4社が携帯向けの新たな周波数帯の割り当てを総務省に申請、事業計画を提出していた。電波を獲得した場合の基地局開設などによるエリアの整備計画、消費者の利便性の向上などを検討材料としてきた。
今日、開催予定の総務省の電波監理審議会を経て決まるということですが「電波の逼迫度などからソフトバンクに優先的に配分すべき」と判断されたようです。
新たに割り当てる900メガ(メガは100万)ヘルツ帯の周波数は障害物があっても届きやすい特性を持つ。現在、ソフトバンクが保有している1ギガ(ギガは10億)ヘルツ以上の周波数は直進性が強く、障害物があると電波が届きにくい。
800MHz帯を保有するドコモ、KDDIに対して、ソフトバンクが通信品質で不利になっていたと言われる原因が、これで解消されることになります。
ソフトバンク選定 900メガヘルツ帯「プラチナバンド」 きょう諮問によると、ソフトバンクは900MHz帯対応の基地局を2014年に36,000局にし「手薄だった地方や都市部の屋内浸透力を強化する」そうです。期待!
なお、900MHz帯はiPhone 4/4Sも対応しています。
900MHz帯を獲得した場合は、冗長化の狙いから全国一面をカバーする計画。40~60メートル級の鉄塔を3~4万局建てるという。「できるだけ早く工事を展開できるように、部材の統一化やキット化なども考えている。900MHz帯を獲得できれば、(まだまだつながりづらい電波状況を)1年で劇的に変えてみせる」(宮川CTO)。