法改正で「追跡型広告(リターゲティング広告)」が消滅の可能性あり?

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何かを検索しサイトを見た後に、他のサイトに移っても同じテーマの広告が追跡してくることがあります。これは閲覧者の属性に基づく「追跡型広告(リターゲティング広告)」と呼ばれるものですが、法改正によって消滅する可能性がある、という話が出てきているようです。しつこく表示のネット追跡型広告が消滅?法改正でネット企業に大打撃の懸念もという記事になっていました。

「リターゲティング」といって、他のサイトに移動しても同じ広告が追いかけてくる仕組みもある。もし、男性が誤って女性用化粧品の広告をクリックしたら、まったく興味がなくても「お化粧に興味がある」と認識され、女性用メーキャップ化粧品の広告がしつこく追いかけてくることもある。

ちょっと旅行サイトで検索するとずっとそれが出てきたりして「もう、行かないの!」なんて思うのですが、これが効果が大きいみたいです。絞り込みにより「広告主にとってはターゲットを絞って広告が打てるので、ムダは小さく、効果は大きくなる」のだとか。

こうした追跡型広告を「迷惑」だと思う人もいる。嫌なら個人情報保護法に基づいて広告主や広告配信事業者に「広告を配信しないでください」と依頼できるが、たいていの人は方法を知らなかったり

いずれ消えるだろうと思って、そのままにしてしまうことがほとんどですね。分かりやすく簡単に「興味がない」ということを伝えられると良いのですが。

そんな「追跡型広告(リターゲティング広告)」ですが、消費者契約法改正の見直しが進んでおり「適用をネット販売や広告にも拡大する検討に入っている」そうです。これにより、もともと押し売りなどを取り締まるためだった「困惑類型-威迫等による勧誘」がネットにも適用されると、追跡型広告から何かを購入した際に「あの広告はしつこくて迷惑だった」と申し立てることができるようになるということです(クーリングオフ期間後でも)。

なるほど「追跡型広告(リターゲティング広告)」がしつこい広告に当たる、ということなのですが、法改正により取り消しが続々と行われるようになるでしょうか。それよりも、あまりイメージの良くない広告手法ということになると、利用する業者が減るという効果の方があるかもしれません。

例えば、Google AdSenseだとこんな編集が可能です。

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右上にある「i」をクリックします。

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広告設定をクリックし、インタレストベースの広告をオプトアウトしたり、興味や関心、ユーザー属性を編集することができます。

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なんでしょうか「レゲトン音楽」って。チェックを外しておきました。個人的には、インタレストベースの広告がオフになっている方が、新しい情報としての広告との出会いがあって面白いのかな、と思っていますが、どうでしょうか。しばらくオフにしてみたいと思います。