ある記事を読んでいたら「O2O(オーツーオー)」というキーワードが出てきたので、気になったのでちょっと調べてみました。ゼロニーゼロ、じゃないですよ。
ということで、気になるキーワードが出てきた記事はこちらです。
▼元グーグル社員が仕掛ける「ソーシャルランチ」、大ヒットの裏の秘策 – トレンド – 日経トレンディネット
「見知らぬ人とのランチの機会を提供する」というごくシンプルな内容ながら、すでに3万人以上の登録ユーザーを集め、国内のベンチャー界隈では最もホットなサービスの一つになっている。
で、この「ソーシャルランチ」が「O2O(オーツーオー)=オンライン・ツー・オフライン」のサービスである、と。
こんな風に説明されています。
オンラインの購買活動や人間関係を、実世界のビジネスにも活用する。こうしたモデルをO2O(オーツーオー、オンライン・ツー・オフライン)と呼び、現在のIT業界では流行語の一つになっているが、大きなきっかけを作ったのはFacebookだ。
Facebookページにより、実店舗への来客を促進するなどした、と。匿名モデルだとクチコミの範囲も信頼も限られるけれど、実名であればこそ、ということなのですね。
で、この「O2O」に、KDDIは特に力を入れているのだそうです。
Googleトレンドを見ると、2009年くらいから言われているのでしょうかね。ただ、シンプルなキーワードなので、他の意味で使われていたかもしれませんが。
O2Oとは 「オンライン・ツー・オフライン」 (Online to Offline): – IT用語辞典バイナリによると「O2Oが指し示す行動そのものはECの黎明期から存在するが、2010年頃から」表現として用いられるようになった、とありました。
黎明期から存在する行動というのは「クリック&モルタル」ですね。懐かしい。
「O2O」は「On2Off」と表現することもあるそうです。
たとえば、実店舗をもつ飲食店や販売店などが、オンラインで割引クーポンやサービス追加クーポンを提供したり、foursquareなどの位置情報サービスによって積極的に店舗の認知や来店を促したりすることなどがO2Oのわかりやすい例としてあげられる。
特別な施策ではないですけど、Facebookの実名制と、携帯電話・スマートフォンの普及が相まって、というところでしょうかね。「マーケティング施策の効果測定がしやすい」という特徴も挙げられています。
次のような関連記事もありましたので参考にどうぞ。
▼ネットとリアルをつなぐGoogleの戦略[前編]《O2Oビジネス最前線・黎明期を迎えた新・消費革命》(1) | 産業・業界 | 投資・経済・ビジネスの東洋経済オンライン
ただ、親子丼を検索して近くのスーパーに在庫があるから買いに行ったらすでになかった、といったことが起こりうる。かなりリアルタイム性が重要になる。おそらくお店側自身がそこまでは在庫を把握しきれないだろう。われわれとしては、データ連携さえできれば対応できる。
▼KDDIがO2O事業を検討、無印良品やファミマが参加し実証実験 -INTERNET Watch
Retailigenceは、小売店や百貨店/ショッピングモール、ブランド企業などが持つリアル店舗における商品/価格、在庫などの商品情報を集約し、これをAPIを通じてモバイルアプリやウェブアプリ、ウェブサイト、オンライン広告ソリューションなどから活用できるO2OプラットフォームをDaaS(Data as a Service)として提供している企業だ。
▼KDDI、グルーポンとO2Oサービスで連携強化 – ITmedia +D モバイル
今回の連携により、ユーザーは「auポイントプログラム」で貯めた「auポイント」を使ってグルーポンでのクーポンの購入が可能となったほか、通常「auかんたん決済」「まとめてau支払い」の際にのみ付与されるauポイントが、グルーポンでの購入にも付与されるという。
▼スマートポスターを使ったO2Oサービスの実証実験、渋谷・自由が丘駅で – クラウド Watch
今回の実証実験では、対象の2駅に、お得なクーポン情報などをICタグに埋め込んだスマートポスターを設置し、それをきっかけとした実店舗への送客について検証する。クーポン情報の取得にはNFC(Near Field Communication)もしくはFeliCa搭載のスマートフォンを活用。実際に店舗にたどり着くための導線として、ジオサービスのYahoo!ロコを活用する。
▼スマホ普及でO2Oは「オフライン・ツー・オンライン」へ スマートフォン・マーケティング~アドテック東京2011リポート(3)
夏野氏は、「スマホ広告と言っている時点でアウトだと思う」と指摘した。「インターネット広告という世界の中で、スマホやPCなどのデバイスをうまく使い分けしながら、しかしデバイスに固定されることのない販促といったものが出てくると思う。そういう意味では、北さんのいう1兆円というのはすごくリアリティーがある。大きな変革がこれから起こると思う」と語った。
▼ヤフーと大日本印刷、NFC搭載スマホによるO2Oビジネスを横浜で実証実験 (RBB TODAY) – Yahoo!ニュース
スマートフォンを活用したWebサイトの情報発信といったO2Oプロモーションによる実店舗の集客効果と、施設内でのみ取得できるインタラクティブな情報が購買行動や顧客満足度の向上へ与える影響を検証するほか、今後のO2Oビジネスの推進に向けた調査データの収集・分析などを行う。さらにNFC/FeliCa技術を活用した、同一のエリアや施設における価値提供の可能性を検証する。