マレーシアサバ州のコタキナバル市街地からクルマで30分ほどのところにある「Mari-Mari Cultural Village(マリマリ文化村)」を訪れました。サバ州はたくさんの民族がいるのですが、その中から代表的な民族の文化に触れることができる場所です。
ちなみに、マリマリとは「おいでおいで」という意味だそうです。
マリマリ文化村はツアーになっていて、10人ほどでガイドの話を聞きながら移動します。いくつかの村の文化の話を聞き、バンブーダンスを見て、最後に食事をするコースです。
日本円にして約5,000円ということですが、途中、何度も試飲試食があったり、体験があったり、かなり満足度は高いです。小学生くらいなら、子供と一緒に楽しめると思います。
ビデオ撮影もしていますので、それは後から回線状態がよくなったらゆっくりらまとめるとして、まずは感動的な体験だった「Mari-Mari Cultural Village(マリマリ文化村)」の様子を写真レポートでお届けします!
DUSUN族。
高床式、上にはお守りで頭蓋骨がぶら下がっています。レプリカですが。
米、タバコの油、砂糖から酒を作ります。
リヒンと呼ばれる酒で、ライスワインと呼ばれていました。
香りは日本酒、味は甘いワインのようでした。
DUSUN族の竹筒料理。
鶏肉や野菜を竹筒に入れ、火にかけます。これはランチの時に食べられます!
蒸留酒も作ります。
焼酎のようでした。
RUNGUS族です。
蜂蜜をとるのが上手です。
竹筒の中で蜂蜜を作らせてとるのだとか。
蜂蜜、甘い!
RUNGUS族の女性は、ファッションで独身かどうか、彼氏があるかどうか、が分かるそう。肩に黒い布は独身、頭に髪飾りがあると彼氏ありだそうです。
RUNGUS族はロングハウスに住んでいます。
竹から火を起こす様子を実演してくれました。ものの見事に数分で火が起こります。覚えた、この方法は覚えた!
ソンポトン(sompoton)と楽器の実演も。トランペットのように吹くということだったけど、マウスで吹くような感じなのかな? 欲しい!
ロングハウスは長く、左側に部屋が連なっています。長屋みたいですね。
それぞれの部屋にキッチンがあります。
LUNDAYEH族は首狩族。
強い男の家にはワニを模した盛り土があるそうで、狩ってきた首をここにおくのだとか。
これは家の守り神。本物の頭蓋骨でした。
BAJAU族はお菓子作りを見せて貰いました。
材料は米、砂糖、そしてパンダン(pandan)の葉。
細い口から油に材料を注ぎ、網のようなお菓子が出来上がります!
ジンジャーとパンダン、砂糖で作るパンダンジュース。
温かく飲んでもいいし、冷たくしても良し。夜に眠れない病気の時にも飲むらしい。
これがパンダンの葉。
BAJAU族は結婚の時に、こんな風に部屋を飾るそうです。家の周囲も飾って、結婚式をしていることを知らせるのだとか。
首狩族のMURUT族です。
一列になって入場します。
入口でMURUT族による身体検査を受けます。ちょっとドキドキ。
首狩族の男性! イケメン!
吹き矢体験ができます。見事に的に当てました。
MURUT族の家の中にはトランポリンがあり、ランサランというダンスで使われます。お祝いや結婚式、戦争に勝った時に使うそうです。
ジャンプして上にあるプレゼントを取る! 凄い跳躍力!! 5mくらい飛んだ!!
最後にタトゥーペイントしてもらえます。女性に大人気でした。
村を見学した後は、ダンスを見たのですが、バンブーダンスがかっこ良かったですよ! テンポ良く早く、あれが本物のバンブーダンス!
食事はブッフェで。ターメリック&ライスでカレーな感じに。チキンにバナナフライも食べました。オクラはOCRAなんですね。
最初に仕込んだ竹筒料理も出てきました。塩で蒸した料理という感じで、とても素朴な味でした。
当たり前なんですけど、民族によって文化が違って、首狩族の家には本当に頭蓋骨があったり、米から酒を作っていたり、竹からあっという間に火を起こしたり、本当に感動と驚きの連続でした! サバ州の民族は32もあるそうです。
▼Mari Mari Cultural Village – 地図・観光情報 【トリップアドバイザー】