iPhone Xを紛失し、仮に警察に届けられたとしても手続きのためにしばらく戻らないと思われるため、買取査定から戻ったiPhone 7 Plusに環境を戻すことにしました。これに関してはiCloudバックアップがとても優秀で、最終バックアップのあったところまで戻ることができました。
ほぼ元の環境に戻ったのですが、唯一の気がかりはLINEです。機種変更の際に過去のトークが全て消えたというのはよく聞く話なので、そのあたりを心配していました(ちょっとした打ち合わせなどにも使っていたため)。
状況としてはさらに悪いことに、SIMカードの再発行手続き中のため、認証番号を受け取るSMSも使えません。そんな状況の中で、果たしてうまくLINEを引き継げるのか!? LINEの機種変更を試してみました。
iPhone紛失時のLINEの引き継ぎ
前提:必ずLINEにはメールアドレスとパスワードを設定しておくこと
iPhoneを紛失したのと似たような状況は、例えば新しいiPhoneが届く前に古いiPhoneを手放した、操作できないほどiPhoneが壊れた、といった状況があると思われます。
元のiPhoneがあれば、そちらで引き継ぎ設定をして新しいiPhoneに移ることができるので、作業もスムーズです。これであれば問題ありません。その引き継ぎ設定ができない場合にどうなるか、とていうのが今回のテーマです。
機種変更先のiPhone 7 PlusでLINEを起動して進めていくと「アカウントの引き継ぎを続けるためには?」と表示されます。
もし古いiPhoneがあれば「アカウントを引き継ぐ」をオンにして「続行」です。しかし、今回はそれができません。やむなく「引き継ぐ認証番号を受け取る」を実行しました。
「引き継ぐ認証番号を入力」と表示されますが「それを受け取るSMSが今は使えないのよ‥‥」と少し悲しい気持ちになります。もし新しいiPhoneがSMSを受信できるSIMと共に手元にあるならば、SMSで受信した「引き継ぎ認証番号」を入力してください。
軽い絶望を覚えながら説明を読むと、
・LINEアカウント宛にトークで送信
とあるではありませんか。LINEが使えないのにトークで送信してどうするんだ? と思ったのですが、ここではたと気づきました。まさか!?
そうなんです、iPhone版LINEとは別にMac版LINEを使っています。確認したらビンゴです! 無事に「引き継ぎ認証番号」をゲットすることができました。
教訓:PC版LINEはインストールしておくと良い
受け取った認証番号を入力し進むと、次のように表示されました。
電話番号またはFacebookで認証する必要がある、と。当然、今はSIMカードがないため手段としてはFacebookで認証するしかありません。しかし、なんとなくこれまでと違う手段で認証するとトークが消えてしまうのではないかという悪い予感も‥‥しかし、ここはFacebookで認証するしかない‥‥ということで実行。
無事に認証が完了しました!
iPhoneが手元になくMacのLINEアプリでやり取りしていた期間のトークがババババババと同期されていく様子が見えます(クラウドには2週間の保存のよう)。
しかし‥‥
「Letter Sealing」と表示され、復号されないメッセージがあることに気づきました。調べてみると、iCloudバックアップで残っていたところまでは正常で、要するにMacアプリのみでLINEを使用していた期間のトークが復号されていませんでした。
これに関してLINEサポートに問い合わせたところ明快な回答を頂きました。次の通りです。
>>>>>>
[Letter Sealing]が適用されたトークは、以下のいずれかの要因により、エラーメッセージで表示される場合がございます。
・該当のトークを未読のまま機種変更を行っている
・機種変更中に該当のトークを受信している
・PCなど他の端末からのみ閲覧していた
・iTunes/iCloud経由でLINEアプリを含むOSバックアップの復元を行った
・上記のバックアップ時に端末の[iPhoneのバックアップ暗号化]にチェックを入れていない
>>>>>>
ずばり「PCなど他の端末からのみ閲覧していた」が該当します。
より安全にLINEユーザーの通信を守る「Letter Sealing」の対応を拡大。まもなく鍵マークが表示されるようになります : LINE公式ブログで次のように説明されています。
「Letter Sealing」が適用されたトーク内容が未読状態のまま機種変更を行った場合や、既読状態の場合でも、PC等のサブデバイスからのみ閲覧を行ったトーク内容については、暗号鍵が変更されるため、機種変更後の端末で該当のトーク内容を閲覧できなくなる場合があります。
暗号鍵が変わってしまったのが、復号できない理由でした。「Letter Sealing」は通信を守る暗号化通信様式なので、これを復号できないのは仕方ありません(LINEでも中身は見られない)。
iPhone紛失時のLINEの引き継ぎのまとめ
iPhone紛失時のLINEの引き継ぎをまとめると、
・元のiPhoneはなくてもOK
・SMSが受信できなくてもOK(要Facebookアカウント)
ということになります。
ただしiPhoneが手元にない期間にMacでやり取りとしたトークは、iPhoneでは復号することができなくなるので注意が必要です、ということになります。
LINEをうまく引き継ぐためにも、iCloudバックアップはしておいた方が良さそうですね。