LINE株式会社が、NTTドコモと利便性・サービス向上を目的に協業で合意したことを発表しています。「らくらくスマートフォン」への対応や「LINE」アプリへドコモ専用の音声通話ボタンを配置するといったことが明らかになっています。
LINE株式会社 | NTTドコモとLINEがスマートフォンにおけるLINEアプリの利便性・サービス向上を目的とした協業に合意がプレスリリースです。
本協業により、ドコモは、新機種等の商品力向上や、スマートフォンの更なる利便性向上に取り組み、より魅力のある商品と豊かなコミュニケーションの提供に努めてまいります。
LINEは、ドコモの幅広いユーザー層に対して「LINE」アプリの認知向上を図り、日本国内における利用者の一層の拡大を目指します。
具体的な協業の内容は次のようになっています。
1. 「らくらくスマートフォン」向け「LINE」アプリの開発
2. 「LINE」アプリのユーザープロフィール画面に、ドコモ専用の音声通話ボタンを配置
3. 「docomo Palette UI」のアプリ一覧画面において「LINE」アプリを「おすすめ」タブに掲載
4. ネットワーク及びスマートフォンの利用環境向上に向けた取り組みの強化
4.に関しては、ネットワーク負荷低減に関して、より緊密な連携を図るとしています。
気になるのは1.と2.です。それぞれ次のように説明されています。
プリインストールされているアプリ以外の使用を制限している「らくらくスマートフォン」でも、「LINE」アプリをお使いいただけ、お客様同士の音声通話や、チャットによるコミュニケーションがお楽しみいただけます。
なるほど、これまで「らくらくスマートフォン」では「LINE」が使えなかったのですね。家族で使っていれば、確かにそれは不便でした。
これにより、「LINE」アプリで提供する通話に加え、必要に応じてドコモの音声通話を簡単にお使いいただけます。
なお、Xi(クロッシィ)®サービスをご契約のお客様であれば、24時間無料で、高音質な音声通話が「LINE」アプリからご利用いただけます。
「LINE」で無料通話ができるのに、NTTドコモの回線を利用する理由は‥‥と思ったのですが、より高品質な通話を求める場合に、ということでしょうかね。なんとなく、キャリアの土管化が進むようにも感じたのですが、そんなことはないのでしょうか。
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▼ドコモとLINE、「LINE」の利便性向上で協業–らくらくスマホにも対応へ – CNET Japan
今後両社は、初めてスマートフォンを使う方にも利用しやすいよう「らくらくスマートフォン」への対応や、「LINE」アプリにドコモ専用の音声通話ボタンを配置するなど、安心で便利な「LINE」アプリを提供するとしている。
▼ドコモとLINEが協力、「らくらくスマホ」対応など – ケータイ Watch
ドコモ専用の音声通話ボタンは、LINEアプリ内で「友だち」で、さらにスマートフォンアプリ内のアドレス帳(ドコモ標準のアドレス帳含む)に電話番号を登録している場合に表示される。