お酒の飲みすぎで腰痛に!という見過ごせない記事がありました。
お酒がきっかけになる腰痛は、一般的に「腰痛」といわれるぎっくり腰や腰の筋肉疲労などとは、症状が異なります。この痛みは腰だけではなく、背中や肩辺りの痛みとして感じることもあります。しかも、最も痛む部位は腹部(みぞおちが多い)ですので、腹痛を伴う腰・背部痛ということになり、これは耐え難い症状となります。
お、恐ろしい! なんか凄く恐ろしい!
これはアルコールのせいで膵臓に異常が起きたことによる痛みなんだそうです。
位置が、胃の裏側で胃と背骨に挟まれたような体の深い位置にあるため、臓器による痛みが周りの神経を刺激して腹部の激痛に加え、腰や背中が痛んでいるように感じられるのです。
「腰や背中に抜けるような放散される痛さ」と表現されることが多いとのこと。
急性と慢性とにわけられますが、軽度の急性であれば、早急に治療し回復しますが、慢性の場合は、時間をかけて膵臓の細胞が破壊されて硬くなってしまい、元通りには治らなくなります。
ああ、怖い。治らない病気というのは、すなわち一生のお付き合いをしていかないといけない訳で、こういう記事を読むだけでドキドキしてしまいます。最近はそんなに飲酒しないので大丈夫だと思うケド。
濃いアルコールや、多量の飲酒で膵液の通り道(膵管)の出口が腫れて炎症をおこし、膵液が流れず膵臓の中にがたまってしまうことが、膵臓の自己消化につながります。
自分で自分を消化してしまうなんて恐ろしいことにならないように、多少は気をつけた方が良いかも知れませんね。自分は平気、なんて言っている場合ではないですよ。
「じわりじわりと長い間炎症を繰り返し、自覚症状のないまま悪化していく例」もあるそうで、「10年くらいにわたり1日に100グラム以上のアルコールを連日飲み続けた場合に、発症率が高い」と言われているそうですから。
今まで飲酒量が多かった人は、膵臓に負担をかけないためにも、揚げ物など油を使用したものはとり過ぎないようにしましょう。薄味の煮物や蒸し物が良いです。また、胃液がたくさん出るような食品にも気をつけたいので、香辛料の強いものやコーヒーの飲みすぎにも注意が必要です。