我が目を疑うとはこのことでしょうか。
大阪城公園はとっても広いのです。そして城ですから、お堀の外へはホイホイと出られません。城の出入りには決まった通路がいくつかあるわけですが、Googleマップで見ていたら、なかなかそこへ辿り着けずに、結果、グルグルと歩き回ることに。まあそれは良いのですが、出口が近づいてくるに従い、大阪城公園の駐車場の一角に、ローソンがあることに気づきました。
Googleマップに現れた「ローソンS」
Googleマップだと、こう見えていました。
なんでしょう、明らかに駐車場の脇にあるっぽいローソンは?
「ローソン S城南店」と店名に「S」が入っているのも気になりました。
とりあえず大きな通りに出てタクシーを拾いたかったので「ローソン S城南店」の横を通り過ぎてみることにしました。
「なかなかローソンなんてないよなー」とブルーをイメージしながら歩いていたら、いきなりこれが目に飛び込んできました。
フォォォォォ!?
これが‥‥ローソン‥‥だとッ‥‥!?
ローソンのロゴは貼られているのですが、どこからどう見ても、ぼくの知っているローソンではありません。表に回ってみます。
ローソンロゴとアイコンの入った大きな幕が貼られており、ここがローソンであることを主張しています。
さらに正面に回ってみます。
冷たいビール400円をアピールするノボリも立ちつつ、しかしここはローソンであるようでする。この茶色のカラーリングは、周りの景観に溶け込むようにデザインされた栃木県那須市のコンビニを思い出しました。ここも、きっとそうなのでしょう。
最近では駅の売店がローソンになっていることがあるのですが、これはひと言でいうと、その拡張版といえる存在なのではないでしょうか。
「ローソンS」の謎
改めて調べてみると、日本全国に「ローソンS」という業態があることが分かりました。恐らく「SMALL」の「S」でで、病院や市役所の中など、大きな場所は取れないけれど、コンビニの物流が必要とされている場所に出店している業態ではないか‥‥と推測したら、半分だけ当たっていました。
ローソン – Wikipediaに説明されていました。
サテライト店舗は店舗面積や営業時間に柔軟性を持たせた小型店舗で、従来のコンビニエンスストアの出店基準より店舗商圏内の購買力が低く、これまで出店できなかった立地への出店を可能とさせる方式。
「サテライト」の「S」でした!
ローソンからは、2007年に「ローソンサテライト」に関するニュースリリースが出ていました。
サテライト店舗は、2006年2月に開店した北海道の病院内店舗を皮切りに、企業、大学、病院、社員寮、工場の中などに、現在33店舗営業しています。
2007年当時で33店ですので、今は増えていることでしょう。
ほとんど大阪城公園で迷子になったような状態だったのですが、結果として「ローソンS(サテライト)」なる業態に出会うことができてラッキーでした。ローソンマニアの方は、お近くに起こしの際にはぜひ。