【iPhone 6s/6s Plus】搭載されているA9チップが2種類ありバッテリーの持ちが違うことが明らかに

2015 10 15 1112

1週間ほど前から話題になっていたのですが「iPhone 6s/6s Plus」では採用されているA9チップが2種類あり、どうやらバッテリーの持ちが違うようです。長い方に当たっていれば良いのですが、短い方だとショックですね‥‥どちらのA9チップを使っているのか、どのくらい違いが出てくるのか、という関連記事をまとめておきます。

なぜA9チップの性能が違ってくるのか?

サムスン製「A9」がTSMC製より電力を消費する理由によると、A9チップを供給しているのはSAMSUNGとTSMCで「製造プロセスルール」がSAMSUNG製14nm、TSMC製16nmと違いがあることによるものだそうです(Appleでも性能の違いがあることを認めています)。

一般的にチップは、温度が上がるとリーク電流(無駄に流れる電流)が増えるという性質があり、消費電力の増える傾向にあるとのこと

SAMSUNG製の方が発熱しやすく、消費電力が増える傾向にあるようです。

どのくらいA9チップの性能が違ってくるのか?

「うわ…私のiPhone 6s バッテリーもたない?」 CPU違いの6sでバッテリーベンチをしてみました – Engadget Japaneseによると、動作性能自体には大きな違いはないということですが、バッテリーの持ちに影響が出てきます。

ご覧のとおり、バッテリーベンチの結果はTSMC製APL1022のほうがサムスン製APL0898より約1時間26分長くもちました。

厳密には同環境ではないので正確な数字ではありませんが、それでも1時間以上の差が出るというのは、SAMSUNG製だった人は釈然としないものがあるかもしれません。

自分の「iPhone 6s/6s Plus」はどっち?

自分の「iPhone 6s/6s Plus」のA9チップがSAMSUNG製なのかTSMC製なのかは、アプリで調べることができます。

・iPhone 6s
 N71AP:SAMSUNG製
 N71mAP:TSMC製

・iPhone 6s Plus
 N66AP:SAMSUNG製
 N66mAP:TSMC製

高負荷がかかる状態だとSAMSUNG製が発熱しバッテリーの持ちが悪くなるようですが、やはり気になりますよね。