今や日本人の6割がiPhoneを使っている時代だそうです。iPhoneの伸びに貢献したのがNTTドコモということですが、どうやらiPhone販売にあたり新規契約の約4割をiPhoneにすることで合意していたようです。存在感薄い国産スマホ、総撤退の危機 iPhoneだらけの日本はいま…という記事になっていました。
「ついに日本人の6割がアイフォーンを使う時代になるとは…」。国内メーカーの幹部はこう漏らし、肩を落とした。調査会社IDCジャパンによると、14年の国内シェアでアップルは前年比12.7ポイント増と2桁の伸びをみせたのに対し、国内勢はソニーが前年と同じ2位ながらも1.7ポイント減の14.2%
「ドコモはスマホ全体の新規契約の約4割をアイフォーンにすることで合意したとされる」と記事にありましたが、数字でコミットメントしなくともiPhoneは売れる気がしますが、やはり本腰を入れると売れ行きも違うのでしょう。今やiPhoneの国内シェアは58.7%だそうです。
国産メーカーも頑張っていたのだと思いますが、OSがアップデートできないとか、独自アプリが大量に入っているとか、最初のイメージが悪かった記憶があります。そうなると、ハードとOSによるAppleの囲い込みが、むしろ安心に思えてしまったりするんですよね。
かつて国内のパソコン市場ではソニーや東芝、パナソニック、NEC、富士通など日本のメーカーが強さを誇った。だがパソコンの汎用(はんよう)品(コモディティ)化が進むにつれ、調達した部品を組み立てて低価格で販売する中国や台湾のメーカーが台頭し、国内勢は失速した。
パソコンの世界でも、かつてはメーカー各社が独自のOSを走らせてそれぞれの個性がありましたが、それがDOS/VでOSが同じになると一気に安い方に消費者が流れましたよね。スマートフォンでも同じことが起こっている気がします。つまり、この流れは止まらない、と。