「iPhone 6 Plus」良かった点は 1. 大きな画面と 2. 大容量のバッテリ 悪かった点は電源ボタンの位置

2014 10 22 1418

「iPhone 6 Plus」を手にしてから約1か月が経過しました。実際に使ってみた中で感じた、良かった点と悪かった点をまとめておたいと思います。サイズが大きい故のメリットがあり、人によってはデメリットに感じるところがあるのだと思います。ということで、あくまでも、超個人的な話です。

小さいくてなんでもできる端末が欲しかった

古くはPC-1350というポケコン。キーボードのついたJornadaや、タッチペンで操作するPalmTopやZaurus、PilotにPalm、ちょっと大きいですけどPowerBook 2400cなど、とにかく小さなサイズで万能感を感じさせてくれるデバイスが大好きでした。とにかく欲しかった。「こんなに小さいのにこんなことができる」というのに魅力を感じ、工夫して使うことはが苦にはなりませんでした。

少し前の夏、仕事でご一緒した方がGalaxy Noteを使っていました。タッチペンで操作するのに魅力は感じませんでしたが、大きな画面にはそそられました。あのサイズでiPhoneが使えたら、どんなに素晴らしいことだろう、と。だから、iPadではなくiPad miniなんです。大は小を兼ねるけど、ふらりと持ち運べるサイズ感。

だから、大きいサイズのiPhoneが発売されると聞いた時、ほとんど迷いはありませんでしたよね。かつて使った小さい端末たちを凌駕する性能を、小さなサイズに詰め込んだウルトラなデバイス、それがぼくが「iPhone 6 Plus」を使って感じる評価です。

1.「iPhone 6 Plus」大きな画面がいい

大きな画面はマンガを読むのが苦になりません。ウェブページも見やすいです。ブログエディタ「するぷろ」が対応してくれたおかげで、広い画面でブログも書きやすいです。片手で操作しにくいというのも理解できますが、それよりも広いことによるメリットの方が大きく感じられます。

幸いなことに、ぼくの手のサイズは片手でフリック入力できますし、両手フリックしていることも多いので、あまり「大きすぎる」ということは感じないのですよね。どこに入れるか問題に関しても、パンツの前ポケットに普通に入りますので、これまた問題はありません。

今後はHuluを見たりすることもあるでしょうし、スカパーオンデマンドで浦和レッズの試合も見ていますが、やっぱりそこそこ大きいと色々なものが見やすいですよ(すっかりiPad miniの出番が減ってしまっています)。

2.「iPhone 6 Plus」大容量のバッテリーがいい

「iPhone 6 Plus」は本体サイズが大きくなったことで、バッテリ容量も大幅に増えています。数字としては、2,915mAhです。他のモデルと比較すると以下のようになります。

iPhone 6 Plus:2,915mAh
iPhone 6:1,810mAh
iPhone 5s:1,560mAh

もう圧倒的なんだよ。「iPhone 5s」と比較すると「iPhone 6 Plus」のバッテリ容量は倍近くあります。つまり、夕方くらいまで「iPhone 6 Plus」を使ってバッテリが半分くらいになっていたとすると「iPhone 5s」時代は終了だったんですよね。

もちろんモバイルバッテリで充電できますし、なんだかんだでモバイルバッテリを持ち歩いてはいるのですが、実際に充電するかどうか、バッテリのことを気にかけるかどうか、というのは大きな違いがあります。寝るときは絶対にiPhoneを充電していたのですが、眠いときは「ま、いっかー」てな感じで、充電しないで寝てしまうこともあります。

ぼくが使っていたのは「iPhone 5」でしたが、小まめにWiFiやBluetoothをオン/オフし、基本的にGPSはオフで地図を見るときだけオンにして‥‥とかやっていたんですけど、もう今ではそんなの信じられません。全てオン!

スティーブ・ジョブズが、iPhoneはそういう使い方をせよ的なことを言っていたのを覚えていますが、全てオンがiPhoneの本当の便利さを享受できることを今更ながらに知りましたよ。「iPhone 6 Plus」なら、全部オンでもバッテリの心配はありません。

「iPhone 6 Plus」電源ボタンの位置だけ‥‥

基本的には大満足している「iPhone 6 Plus」なのですが、唯一、許せないのが電源ボタンの位置です。なんで上から横に移動してしまったんだ! もしかすると手が届かないという理由だったかもしれませんし、ハードウェア的な都合なのかもしれませんが、電源ボタンを押そうとすると、反対にあるボリュームボタンまで押してしまい、不便なことこの上ないです。ようやく慣れてきましたが‥‥。

「iPhone 6 Plus」は電話じゃない?

個人的に「iPhone 6 Plus」が素晴らしい端末だと思う一方で「大きすぎる」という反対方向の評判も聞きます。でもそれは携帯端末としてではなく、あくまでも電話として持ち歩くには大きい、という話なんじゃなかろうかと思っています。iPhoneだからフォンですよね。電話ですよね。ここに「iPhone 6 Plus」の不幸があるのかな、と。

ダサいですけど「iPhablet」だったら、どうだったでしょうか(PhoneとTabletの中間がPahbletというカテゴリ)。まあそういうもんだよね、という理解だったのではないかと思います。あくまでもiPhoneの延長線上にあるから「大きい」と感じるのであって、でも実際に使ってみると電話じゃなくて、便利な情報端末(古い呼び方ですが‥‥)なんです。

個人的には完全にPCをなくす訳にはいきませんが、この持ち歩けるサイズでこれだけのことができれば十分、もうPCやタブレットはいらない、なんていう層が出てきても不思議ではありません。むしろ、ゲームしたり、YouTubeを見たり、ネットを見たりするのなら「iPhone 6」よりも「iPhone 6 Plus」の方が使いやすいカモ。

昔、思い描いたけどたどり着くことができなかった万能感のある端末が、今、手のひらにやってきたことに感動しています。