MM 総研、「iPhone 4S」のキャリア別通信速度の実測比較結果を発表という記事がありました。iPhoneユーザであれば、誰しも気になる調査ですね。
まず、現在購入を検討している人にとって最も興味深い「iPhone 4S」の”通信速度対決”について。『繋がりやすさの au』と『料金・サービス充実のソフトバンク』というイメージが強いが、実際の通信速度の実測比較ではどのような結果が出たのだろうか。
MM総研が実施した調査で、全国11カ所(北海道、東京(5ヶ所)、神奈川(2ヵ所)、名古屋、大阪、福岡)で実施されています。
通信速度にはスピードテストサイト「Broadband Networking Report Speed Test 画像読み込み版」を使用し、1ヵ所につき昼と夜の2回(1回につき3回計測を行い、平均値を算出)、下り(ダウンロード)と上り(アップロード)の速度をそれぞれ測定している。
そして気になる11カ所での平均速度なのですが‥‥
・SB 下り:1.37Mbps 上り:0.77Mbps
・au 下り:0.71Mbps 上り:0.70Mbps
上りはほとんど差がなかったものの、なんと下りではソフトバンクがauより倍近く速いという結果に。
夜間の測定結果でもソフトバンク版が下り:1.32Mbps、au 版が下り:0.73Mbps という結果となっており、昼夜を問わずソフトバンク版のダウンロード速度が au 版を大きく上回るという結果になった。また、調査拠点別に見ても各地でソフトバンク版のダウンロード速度が速く、神奈川の2ヵ所と名古屋ではソフトバンク版が au 版の3倍近いダウンロード速度を記録したという。
実際、自分でもソフトバンクの速度調査をしばらく実施していたのですが、遅いと感じたことはあまりありませんでした。
ただし、もともとダウンロードの理論値に差がありますから(ソフトバンク版が14.4Mbps、au版が3.1Mbps)、ソフトバンクが速くて当然といえば当然なのですが。
ただ、ソフトバンクのアンテナ状況もかなり改善されてきている、と言っても良いような気がします。
とはいえ、場所によってauの方が繋がりやすい、という場面はまだありますね。
もう一つ、興味深い結果も。
各拠点で NTT ドコモが1位を取ることができず苦戦する結果となったが、一方でイー・モバイルが安定した結果を残していることを考えると、これは契約者数の多さや同時利用者数の多さによる通信のひっ迫状態が大きく影響しているものと考えられる。
キャリア別に見ると、イーモバイルがいい結果を出しているようですよ。
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