「iPhone 16」は発熱問題を解決するため銅の10倍の熱伝導率を持つグラフェンヒートシンクを採用か

「iPhone 15」シリーズで発熱問題が発生し、Appleはソフトウェアアップデートで対応しましたが「iPhone 16」ではこれをハードウェアで解決するため、グラフェンヒートシンク（graphene heat sink）を採用するという噂があることをAppleInsiderが伝えています。

iPhone 16 to use graphene heat sink to solve overheating issuesという記事です。

Users complained of overheating iPhone 15 models shortly after release, which Apple fixed via software, but the iPhone 16 is rumored to have a hardware solution, too.

「iPhone 16」でグラフェンヒートシンクを採用？

これはXの @KosutamiSan というユーザーがポストしているものです。

Apple is actively working on graphene thermal system of iPhone 16 Series to solve the heating problem existing before. And the battery of Pro series would change to metal shell, for the same reason.

— Kosutami (@KosutamiSan) November 16, 2023

Appleは発熱問題を解決するために「iPhone 16」シリーズでグラフェンサーマルシステム（graphene thermal system）に積極的に取り組んでいるというもの。また同様の理由から、Proシリーズのバッテリーも金属シェルに変更されるとも。

グラフェンというのは銅の10倍の熱伝導率を持つため、ヒートシンクには最適な素材とのことです。グラフェンは次のように解説されています。

炭素（＝カーボン）原子が網目のように六角形に結びついてシート状になっているものをグラフェン（graphene）といいます。

グラフェンの厚さは1ナノ（ナノは10億分の1）メートル程度と極めて薄い上に軽くてしなやかで、折り曲げることも可能だそう。iPhoneのヒートシンクとしては、うってつけの素材なのは間違いなさそうです。

もし、この噂が本当であれば「iPhone 16」では熱問題は解消されるかもしれません。