林信行に聞く、iPhone日本発売はいつ?(後編)という記事より。
iPhoneといえば、欧米においてユーザーの生活習慣を一変させたとも言われているが、一体何が変わったのか。そして日本の家電メーカーは、iPhoneという「黒船」をどのように受け止めればいいのか。引き続き林信行氏に話を聞いた。
「iPhone日本発売はいつ?」というインタビューですが「iPhoneが世界をどのように変えていくのか?」という話になってきています。
ここで「iPodの役割が変わりつつある」という項に非常に共感を覚えました。
iPodが「iPhone」や「iPod touch」で、新しい無線LAN端末になろうとしている、というお話です。
そして、その革命の第2弾とも言うべきことが、起こりつつある、と。
アップルが米国のスターバックスとコラボレーションをしているのを知っていますか? 米国のスターバックスに入って、iPhoneの電源を入れると、自動的に無線LANに接続して、「今、この店で流れている曲」が表示されます。最近、再生した曲などの一覧も現れて、曲も購入できる。売り上げはアップルとスターバックスで折半しています。
この発展系は、本当にいろいろ考えられると思うんですよね。
例えば、スーパーに入って「iPhone」を起動すると、その日のお薦めが表示されるとか、観光案内所だったら地図がダウンロードされるとか。
WiFiに接続さえすれば「iPhone」や「iPod touch」がいかようにも、変化することができるのです。
今のままだと、次の大きな革命でもアップルが先導的立場に立ってしまいそうです。私の直感が正しければ、アップルが次に巻き起こそうとしている革命は、人々の暮らしにかなり巨大な変化をもたらします。
うおー、いったい何がおころうとしているんだ!
「iPhone」はただ電話だけではなく、パーソナルなライフをデジタルにアシストしてくれる、しかもかなり自由に、プッシュされるコンテンツで臨機応変に‥‥とか夢想してしまいます。