「iPhone 14」に搭載された、自動車事故の際に自動で緊急通報サービスに連絡してくれる「衝突検出」機能が、ジェットスターで誤作動してしまい、繰り返し通報してしまうという問題がアメリカで発生しているそうです。
AppleInsiderが、Rollercoaster repeatedly triggers iPhone 14 Crash Detectionとして伝えています。
The Crash Detection feature of the iPhone 14 is causing problems for a theme park near Cincinnati, with repeated false-positives from iPhones on rides leading to multiple calls to emergency services.
「衝突検出」機能がジェットスターで作動
「iPhone 14」の「衝突検出」機能が作動してしまっているのは、アメリカオハイオ州シンシナティ近郊のテーマパーク「キング・アイランド」だそう。
乗り物に乗った人が所持しているiPhoneが何度も誤検知され、救急隊に何度も通報されるという問題が発生しているそうです。
大量のデータから学習しているはずであろう機能ですが、ジェットコースターだということが認識できずにショックを自動車事故と誤検知してしまっているようです。
シカゴ近郊の遊園地「シックス・フラッグス・グレート・アメリカ」でも同様の問題が発生しているそう。
Appleでは今後も改良を続けていくとコメントしているそうですが、こういう実態が明らかになると、テーマパークのジェットコースターでは速やかに対応が行われるかもしれませんね。
それにしても交通事故並のジェットコースターって、どんな感じなのでしょうか。
日本ではどう機能するか
日本では「日本のように緊急通報サービスの電話番号が複数用意されている国や地域の場合は自動通報が行われず」に、緊急連絡先への通知が行われるそうです。
緊急通報サービスには繋がらないとしても、緊急連絡先として指定されている人は驚いてしまいますね。
どう対応するのが良いか
いずれAppleでも対応すると思われますが、iPhoneを持ってジェットコースターに乗車しないことや「衝突検出」機能をオフにしておくことで対応することができます(オンに戻すのを忘れないように)。
「衝突検出」機能をオン/オフする方法
「衝突検出」はデフォルトではオンになっています。Appleからの自動緊急通報をオフにするには「設定」から「緊急SOS」を選択し「激しい衝突事故発生後に電話」をオフにします。