「iPhone 14」日本で買うか、海外で買うか 〜iPhoneの静音カメラアプリの画素数が気になって調べてみた

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もうすぐ「iPhone 14」が発表・発売されます。3世代前になる「iPhone 11 Pro Max」を愛用してきましたが、そろそろ機種変更しようかと考えています。そこで気になっているのが、カメラのシャッター音です。

現在はシャッター音なしのiPhoneを使っているので、シャッターは無音がいいなぁって(シャッター音なしのiPhoneのは海外モデルを購入します)。

※途中まで壮大な勘違いをして書いた記事なので、バカだなぁ、と笑える人だけここから先に読み進んでください。

シャッター音は無音がいい

日本で携帯電話のカメラにシャッター音が搭載されるようになったのは、某タレントが盗撮に利用したからだと言われています。2000年のことで、20年以上も続くいわば自主規制です。

今となってはスマートフォンでキレイに動画撮影もできるし、シャッター音なんて有名無実化していると思います。そろそろAppleあたりが率先して取りやめてくれないだろうか‥‥と思わずにはいられません。

しかも、かなり古くから静音カメラというカメラアプリのジャンルもあるくらいで、撮ろうと思えば簡単にシャッター音なしで写真撮影はできてるんですよね。

ということで、今回はこの静音カメラの話です。

昨今の静音カメラアプリはどうなっている?

その昔、静音カメラの仕組みというのは、画面をスクリーンショットとして撮影することで実現していると聞いたことがありました。だから、普通にカメラアプリで撮影するより画素数は落ちるという話で記憶していました。

しかしいろいろとiPhoneも性能が向上しているので、もしかして静音カメラでも十分な画質で撮影できるのでは‥‥と思いました。そうすれば「iPhone 14」を普通に購入するのも“あり”なのでは、と考えました。シャッター音があったとしても。

露出の調整が可能になったので、ここ数年はApple純正のカメラアプリを使用していますが、その前は「ProCamera」というアプリを使用していました。やはり露出調整など細かい設定が可能なカメラアプリです。

今回は久しぶりの「ProCamera」を使ってみることにしました。もちろん撮影時にはシャッター音はしません‥‥と書き進めてきて気づいたのですが、そもそもシャッター音のしないiPhoneで撮影しているので、どんなカメラアプリを使っても無音でした!(検証はシャッター音のするiPhoneを使うべき)

やらかしてましたね〜。「ProCamera」は静音カメラではなかったのです。そのため、ここから先の純正カメラアプリと「ProCamera」の比較はあまり意味がないのですが、せっかくなので書き残しておこうと思います。

まず、純正カメラアプリと「ProCamera」で撮影したときの写真ファイルの比較です。左(2999)が純正カメラアプリで右(3001)が「ProCamera」です。

※MacにAirDropしてファイルの詳細情報を表示しています。

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見ると大きさは3024×4032で同じなのですが、サイズが1.7MBと4.5MBでかなり違います。同じ画角で撮影しているのに、これはなんだろう‥‥と悩んだのですが、結論としては圧縮率でした。

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「ProCamera」の高度な設定に、HEIF圧縮の画質の設定がありました。これを90%から85%に変更したところ、ファイルのサイズはほぼ同じになりました。HEIFの圧縮率で随分とファイルサイズが変わるんだと勉強になりました(今回の実験の気づき)。

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昨今の静音カメラアプリはどうなっている?2

シャッター音を消すことができない「ProCamera」について一生懸命になって調べてしまったのですが、これでは終われないので、静音カメラアプリと純正カメラアプリでもきちんと比較してみることにしました。

さまざまな静音カメラアプリがありますが、

・露出をいじることができる
・とりあえず無料アプリ
・自分で試したことがある

といったいくつかの要因から、自分で使うとしたら「Microsoft Pix」と想定してみました。実際に一時期「Microsoft Pix」を使っていたこともあったのです。なので再ダウンロードです。

今度は純正カメラアプリと「Microsoft Pix」で撮影したときの写真ファイルの比較です。左(3024)が純正カメラアプリで右(3025)が「Microsoft Pix」です。

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よく見るとカラープロファイルが違います。アプリが採用しているカラープロファイルが違うようです(Display P3がsRGBよりも広い色域をカバー)。ファイルサイズも違うことが分かります。「Microsoft Pix」の方が小さいです。

でも、大きさはどちらも3024×4032なので、静音カメラだから画素数が落ちるということもないようです。「Microsoft Pix」を使うなら、そもそも心配していたようなことはないことが分かりました。

ちなみに「Microsoft Pix」にはHEIFの圧縮率を変更する設定はありませんでした。

ここまできたら乗りかかった船なので、もう1本くらいアプリを調べてみましょう。

Microsoft Pix カメラ

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昨今の静音カメラアプリはどうなっている?3

日本で静音カメラアプリといえば、恐らくこの名前が多く挙がるだろという定番アプリの「OneCam 2」を購入してみました(370円)。

早速、比較しますが、左(3030)が純正カメラアプリで右(3031)が「OneCam 2」です。

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「Microsoft Pix」と同じように、カラープロファイルとファイルサイズが違います。ファイルサイズが違うのは、恐らく圧縮率が違うのでしょう。大きさはどちらも3024×4032で同じです。

「OneCam 2」は露出もいじることができるのですが、操作方法としては個人的には「Microsoft Pix」の方が好みでした。ただ「Microsoft Pix」はWBをいじれないとか、一長一短ではあるんですよね。

ちなみに「OneCam 2」にはHEIFの圧縮率を変更する設定はありませんでした。

OneCam 2 高画質マナーカメラ

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結論:「iPhone 14」日本で買うか、海外で買うか

静音カメラアプリで撮影しても、画素数は変わらないということが分かりました。静音カメラアプリを使っているからといって、写真のクオリティで不利になることはないようです。ぼくの記憶は、もう昔の話のようです。

そもそもシャッター音がなくなれば、こんなことを調べる必要もないのですけどね‥‥。静音カメラのニーズなんて、世界中でも限られたものでしょうし。

あとはそれぞれのアプリの使い勝手が手に馴染むかどうか、というところだと思います。個人的には「ProCamera」が静音対応してくれると操作方法的にもありがたいのですが。

でも本当はロック画面から起動できるのが純正カメラアプリなので、シャッター音がないのが一番なのですけどね‥‥。

ということで、タイトルにもしているお題の「iPhone 14」日本で買うか、海外で買うか、ということの結論ですが、まだ迷っています。

もし海外で買うならカナダで購入できるiPhoneが周波数帯、技適的にもオススメだと教えて貰いました(iPhone 12/13の場合)。カナダで購入した商品の転送サービスもあります。

ただ、手数料はかかるし、何より昨今の円安事情。トータルではいくらになるのでしょう? 正式に価格が発表されてから、改めて検討してみるほかないかな‥‥と思っています。