乳幼児に血管の炎症を引き起こす「川崎病」の原因が、中国北東部から飛来する菌類ではないかとする研究結果が発表されました。川崎病、中国からの菌類が原因か 自治医大など国際チームという記事になっていました。
乳幼児に血管の炎症を引き起こす「川崎病」は、日本の場合、中国北東部から気流に乗って運ばれてくる菌類が原因の可能性があるとの報告を、米国やスペインの研究機関、自治医大(栃木県)などの国際チームが19日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。
川崎病 – Wikipediaでは次のように説明されています。
おもに乳幼児にかかる急性熱性発疹性疾患。小児急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群(英: MucoCutaneous Lymph-node Syndrome, MCLS)とも言われるが、世界的に川崎病 (KD) が一般的。
1961年に日本赤十字社の小児科医・川崎富作が患者を発見したことから「川崎病」と呼ばれるものであり、川崎し川崎公害とは無関係です。
「日本をはじめとするアジア諸国に多く、欧米では少ない」ということで、何らかの感染が原因と見られていたようですが、今回、中国北東部から気流に乗って運ばれてくる菌類が原因の可能性があることが報告されました。
チームは、日本で川崎病が大流行した1979、82、86年で、発症者が多かった日の気流を解析したところ、中国北東部の穀倉地帯付近から流れてきたと推計された。87~2010年でも同様の結果だった。
中国から飛来する菌類が原因による可能性が高い、と。「川崎病」の原因究明に繋がるでしょうか。