赤ワインのポリフェノール、健康への効果は確認できず

赤ワインはポリフェノールで健康なイメージがあったのですが、効果が確認できないことが確認されたそうです。赤ワインのポリフェノールに健康への効果確認できず、研究という記事がありました。

米ジョンズホプキンス大学医学部(Johns Hopkins University School of Medicine)のリチャード・センバ(Richard Semba)氏率いる研究チームは、「欧米式の食事に含まれるレスベラトロールには、炎症、心臓血管疾患、がん、寿命などへの実質的な効果を持たないことが示された」という。

レスベラトロールというのは、赤ワインに豊富に含まれている抗酸化物質で、ポリフェノールの一種です。過去の動物実験で、レスベラトロールが健康に良い効果を与える可能性が示されたことがあり、サプリメント市場が伸びるなどしていました。今回の研究結果は大打撃ですね。

しかし、1998年に研究を開始してから9年間で被験者の34%が死亡したことから、レスベラトロール濃度と早死にとの間に相互関係を見つけることはできなかった。また、がんや心臓疾患の発症とレスベラトロール濃度との間にも、特に関連性を見出すことができなかったという。

イタリアのトスカーナで、65歳以上の800人を対象に研究を行いましたが、健康促進に効果を与えているかどうかは確認できなかったそうです。

そもそも健康のために呑むものではないですしね、アルコールですから。とも思いますが、いやいや効果はあるから、という研究結果がまた出てきそうな気もします。

呑みたいものをほどほどに呑む、というのが健康のためには良さそうな気がします。