HHKBエバンジェリストの活動の一環として、よりHHKBを使い倒すという方向に舵を切りました。
「キーボードはカウボーイにとっての鞍である」という設計思想に共感し「デバイスに身体を合わせる」という生き方から方針転換して、HHKBを身体に合わせるようカスタマイズすることに!
「Mac使いとして大きな⌘キーが欲しい」を実現するために、3Dプリンターでキートップを印刷して試している記事の2回目です。初めての人は【その1】から読んでください!
ちなみに「HHKB Professional HYBRID」を使用しています。
3Dプリンターで印刷したキートップの取り扱いは慎重に
【その1】で横幅が狭かった問題を解決するため、幅広バージョン(2mm)のキートップを試作してみました。
3Dプリンターで印刷しただけの状態だと、PLA(素材)の積層感がありますが、後に磨いてキレイにしていきます。
とりあえず前回のキートップと差し替えてみると‥‥?
あ、なかなかいい具合です! あと0.1〜0.2mmくらいは広げても良いかもしれませんが、基本的には違和感のない状態になりました。
さて、磨いてみようと思い、専用ツールでキートップを外したところ、事件が発生!
ちなみに専用ツールはこういうものです。
専用ツールだということで、ちょっと強引に引き抜きすぎました。
軸が折れてしまいました! あちゃ〜!
慎重に、丁寧に取り扱いしないといけませんね。
こんな状態になってしまったのですが、焦る必要はありません。細いドライバーを2本使ってテコの原理で無事に取り出しに成功しました。ちなみに精密ドライバーはダイソーで購入したものです。
もしかすると角度が肝かもしれないという話
再び同じデータから、HHKB用⌘キーを印刷しました。ちなみに、これを印刷する所要時間は約30分です。
軸もしっかりありますね。印刷を開始してから何か作業していると、あっという間にキートップが印刷完了している感覚です。
今回は先に磨いてしまいました。前回同様、ダイソーの耐水サンドペーパーを使用しています。400番、800番、1200番の順番で磨いています。
写真だと光の加減であまりキレイに見えないのですが、実物はそこまでゴツゴツが気にならないくらいです。
旧バージョンとの比較です。
実際に装着してみると、違いが分かりやすいでしょうか。かなり、それっぽいですよね!
やや上方向に飛び出しているので、もしかすると軸をもう少し短くしても良いのかもしれません。
少し離れた写真だと、なかなかの一体感じゃないですか!?
まだまだ完成度は高くありませんが、けっこう使えるレベルになっきたと思います。
データの修正はCADに詳しい友人に依頼しているのですが、3Dプリンターで印刷しやすくするためにキートップを平らにして欲しい、という依頼をしたところ、こういう角度で平らにになっていたのですね。
手前に向けて傾斜がついているんです。デフォルトだと、奥に傾斜がついています。比較のために矢印を入れてみたのですが、分かるでしょうか?
実はこれは行によって角度が違っていて、下の2行は奥傾斜で、上にいくに従って手前傾斜になってる‥‥ようにみえます。HHKBの標準の状態だと、交換しようと思ったキートップは奥に向けて低くなるように角度がついているのですね。
でも、完成したキートップは傾斜が逆でした。実際に手を置いている写真です。
自作⌘キーに親指を置いたところ。
スペースキーに親指を置いたところ。
ちょっと大げさにやってみているのですが、ぼくのキータイプの仕方だと、スペースキーの下の角が親指の腹に当たって痛い(?)のです。
特にキーボードショートカットを多用しますので、⌘キーに親指を置いていることが多いです。ホームポジションみたいになっています。
この状態でしばらく試しているのですが、親指に当たるキーの違和感がほとんどないのでは‥‥と思えてきています。
ぼくのキータイプの癖だと、⌘キーは下に向かって傾斜している方がタイプしやすいようなのです。怪我の功名というかなんというか。
またしばらく試してみて、⌘キーをブラッシュアップしたいと思います!
続きますよ!
3Dプリンターで記事をまとめていますので、興味のある人はぜひそちらもご覧ください。
↓使用している3Dプリンター
↓MacBook Airのキーボードの上にHHKBを置く尊師スタイルを快適にするためのアイテム