不肖こばやしが東京に出てきておよそ20年、何が不満って東京のお店のたこ焼きが自分の好みではなかったことでした。大阪出身の方なら分かると思いますが、大阪のたこ焼きって、ふにゃっとしていて、くたっとしていますよね。食べようとしたらカタチが崩れてしまうほど柔らかい。何というか、不定形な感じの食べ物なんですよ。
そんななか、たまたま見つけたのが東京にある大阪人のオアシス! JR大塚駅南口から歩いて数分のところにある「はち八」がそれです。
「はち八」のたこ焼きはカンペキに大阪
こちらのたこ焼きの味は、もうカンペキに大阪の味!
大阪生まれで大阪育ちの不肖こばやしが断言します。これは間違いなく大阪のたこ焼きです!
「はち八」は、もともと大阪阿倍野にある行列店「たこ焼き やまちゃん」からの暖簾分けのようなカタチで東京にやってきたお店です。
本店の味をしっかり守っているというのが、自慢のたこ焼き。8個(480円)からで10個(500円)、12個(600円)、そして30個(1,300円)から選べます。ほかの料理も食べるのなら8個で十分かもしれないですね。
味つけもいろいろあって楽しめるんですよ。
「はち八」いちばんのオススメが、こちらの「ベスト」。
何もつけずにそのままいただくという、いわばプレーンたこ焼き。表面がもちもちで、中がとろっとろなたこ焼きそのものの味が堪能できます。生地づくりに並々ならぬこだわりがあるお店だけにナットクです。
そして、こちらが「ヤング」。ソース&マヨネーズがたっぷりです。
じつはこの「ヤング」は、不肖こばやしのイチオシです(年齢的には決してヤングじゃないんですけど、それはそれとして)。とてもオーソドックスなんですけど、阪神間(大阪から神戸にかけてのエリア)の屋台のたこ焼きって、このパターンが多かったような気がします。だからこそ懐かしさを感じてしまってタマラナイのですよ。
このほか「レギュラー(ソース+青のり)」「ヤングB(自家製醤油+マヨネーズ)」「辛口(自家製醤油+青のり)」といった味も楽しめますし、九条ねぎの山盛りトッピングなんていうメニューもあります。大人数で行って、いろんな味を試してみるっていうのもいいかも知れませんね。
たこ焼き以外にも、粉もんメニューはおいしいものだらけです。
こちらは明石焼き(680円)。
タマゴの味がしっかりしてて、濃厚な感じの味です。出汁につけずにそのまま食べてもおいしい!
お好み焼き(780円)は、熱々の鉄皿に乗って出てきます。
注文が入ってから一枚一枚焼くので、ちょっと時間がかかります。早めに注文しておくといいでしょうね。もうね、ふっくらしてて「ザ・大阪のお好み焼き」という感じ。ちょっとピリ辛なソースが最高にウマいんですよね。間違いなく、ごはんのおかずになる味です。
ほかにもまだまだたくさんありますよ。
イカ焼き(500円)。
焼きそば(680円)。
それに、カレーそばめし(880円)。
どれもこれも、味つけが濃厚な屋台風。いやおうなく食欲が刺激されますし、アルコールが進んでしまいます。
チューハイ(350円)は、ちょっと甘めですけど、辛口な料理にはぴったりかも。
甘いのはちょっとという人には、ハイボール(400円)もオススメ。薄からず濃からずで、個人的にはお店の辛口ソース味にベストマッチじゃないかと思います。
カウンターとテーブルを合わせて25席ほどの小さなお店(間口が狭くて奥に長い感じ)ですけど、夜はいつもほぼ満席。男女や年齢に関係なく賑わっています。カウンター席は回転が早くて一人飲みにもぴったりな雰囲気です。
大阪のたこ焼きやお好み焼きの味が恋しいっていう人がいたら、ぜひ一度足を運んでみてください。おいしくって懐かしくって泣いてしまうかも!ですよ。
いつもいつもごちそうさま!!!!!
「はち八」の住所・地図
住所:東京都豊島区南大塚3-53-3 万葉ビル 1F
ライタープロフィール
こばやしゆういち。元フリーライター。大阪出身、東京在住。IT系ベンチャーでマーケティング部門に所属。たぶん「オジ旅」のメンバー。最近「オジフル」という暇つぶしブログを始めました。特技は安請け合いです。