「Google Chrome」バージョンM89でメモリー管理とパフォーマンスが改善

Google chrome m89 20210317

メモリ食い、CPU食いのイメージが強い「Google Chrome」ですが、バージョンM89でメモリー管理とパフォーマンスが改善したようです。Chromium Blogで、Advanced memory management and more performance improvements in M89として伝えられています。

In this release, we’ve dug deep into the core of Chrome, upgrading how we allocate and discard memory, and even how we build, package, and run Chrome, to make today’s Chrome even faster and more memory efficient.

手元の環境では最新バージョンが「89.0.4389.90」となっていますが、M89ではメモリの割り当てと破棄の方法、さらにはChromeのビルド、パッケージ、実行の方法をアップグレードして、高速化とメモリ効率を向上させたそうです。

Chrome M89では、Windowsではブラウザプロセスで最大22%、レンダラーで8%、GPUで3%の大幅なメモリ削減を実現しています。ブラウザの応答性も最大で9%向上しているといいます。

macOSでもバックグラウンドタブのメモリ使用量が削減されているそうです。最大で8%のメモリ削減が確認されており、場合によっては1GiB以上にもなるとのこと。

とりあえず最新版にアップデートしてありますが、効果が実感できるかどうか楽しみです。