Googleが、サイトのファン(訪問者)から“投げ銭”を貰い、広告を非表示にする「Google Contributor」というサービスを開始しています。Googleコントリビューター – サイトのファンから毎月少額を貰い、広告を非表示にするグーグルの新実験サービス | 秋元@サイボウズラボ・プログラマー・ブログで詳しく解説されています。
毎月定額(1~3ドル(344円))を支払う申し込みをすることで、対応サイトに行った際に他の一般ユーザーとは違うことがおこります。通常ならバナー広告やテキスト広告が表示されているはずのところに、購読への感謝を示すメッセージが表示されるのです。
いわゆる“投げ銭”システムというのは、日本でも何度もチャレンジされているものですが、うまくいった試しがありません。継続的なサポートがないと運営者は辛いですし、それをうまく課金するためのプラットホームが生まれなかったというのも実情でしょう。
それをGoogleが行うとどうなるのか。
他のポッと出の事業者が同じような購読支援サービスを始めても、そのサービスに対応した広告コードを貼り直して回らないといけないでしょうけど、既にグーグル経由で広告を表示して利益を上げているなら、この Contributor には参加するだけで対応できてしまうのかもしれません。
確かに、Googleアドワーズという仕組みがありますので、それをうまく利用すれば多くの人が参加できそうです。月額課金のようなこともできるようです。まずは有名ブログなどが参加して実証実験が行われるようですが、果たしてうまくいくでしょうか。
芸能人や有名人のように、多くのファンを抱えている人であれば、つまりファンクラブのようなノリでうまくいきそうな気がするのですが(広告枠の代わりにファン向けの情報を表示したり)、普通のブロガーにはあまり恩恵はなさそうな気もしますが。