2019年12月5日のGoogleロゴは「ウェリントン ブーツ」をモチーフにしたものとなっています。「ウェリントン ブーツを称えて」というGoogleロゴになっているのですが、なぜ12月5日なのでしょうか?
「ウェリントン ブーツ」とは?
ウェリントン・ブーツ – Wikipediaによると「ウェリントン・ブーツ(英: Wellington boot)は、ブーツの一種。ゴム製の長靴、もしくは革製のロングブーツを指す」と説明されています。日本だといわゆる「ゴム長」と呼ばれるタイプの雨靴です。
イギリスの「初代ウェリントン公爵アーサー・ウェルズリーは、乗馬時の騎兵に脛の負傷が多いことから脛を覆う乗馬靴の作成を依頼」し、それが英国紳士に愛され広まったそうです。もともとは乗馬用だったのですね。
当初は革製でしたが、後にゴム製に改良されました。ゴムで防水性のものが作られたことで、一般にも広まりました。
その後、タイヤの作成を試みていたチャールズ・グッドイヤーと知り合い、フランスでゴム製の靴を作成する工場を立ち上げます(現在のエーグル社)。木靴を履いて作業を行っていた、農民や牧民の間で爆発的なヒットとなったそうです。
とまあ、こんな感じが日本で知られるゴム長の起源なのですが、雨に濡れないように、という理由から生まれたものではなかったのはちょっと驚きました。
なぜ12月5日に「ウェリントンブーツ」なのか? ということですが、2015年のこの日にイギリスのカンブリア州で、34センチ(13インチ)を超える記録的な雨が降ったことによるものだそうです。