2019年12月8日のGoogleロゴは「カミーユ・クローデル」をモチーフにしたものとなっています。カミーユ・クローデルは、フランスの彫刻家です。1864年12月8日が誕生日のため、生誕155周年を記念したロゴとなっています。
カミーユ・クローデルはフランスの彫刻家
カミーユ・クローデル – Wikipediaによれば、子供の頃から彫刻の才能を発揮し、19歳の時に「考える人」で知られる彫刻家オーギュスト・ロダンの弟子となったそうです。
しかし、ロダンの内縁の妻と三角関係になり、その関係は15年に渡り続きます。やがて2人の関係が破綻すると、徐々にカミーユ・クローデルは精神を病み、40代後半に統合失調症を発症します。
その後、家族に精神病院に入れられ、生涯を過ごすことになります。「ロダンへの憎しみと周囲の患者を見下すことでかろうじて自己の精神の孤高を保った」ということです。
精神をやんだ後、カミーユ・クローデルは自身の多くの作品を破壊し、約90の彫像、スケッチ、絵画が現存するのみだそうです。
「現在カミーユは愛人ではなく、ロダンの“共同制作者”と呼ぶことが定着している。なぜなら、それほどまでにロダンは彼女のアイデアから作風までを見事に盗み、奪い取っていったから」としている記事もありました。
1943年10月19日に78歳で、家族に看取られることなく亡くなりました。