Google、AdSenseをクリック単価からインプレッション単価に移行すると発表

Google adsense renewal

20年前にGoogle AdSenseが登場したときは、本当に衝撃でした。ウェブサイトに掲載するだけで収益化が可能で、当時は“現金製造機”とも呼ばれました。AdSenseで生活が一変したという人も多いことでしょう。

そんなGoogle AdSenseが、収益シェア構造を変更し、さらにパブリッシャーへの支払いもクリック単価からインプレッション単価へ移行することを発表しました。

Google AdSenseがインプレッション単価に移行

Updates to how publishers monetize with AdSenseとして発表されているものです。

広告業界の進化に伴い、パブリッシャーが利用できる収益化の選択肢も増え、複数のテクノロジーを同時に使用しており、AdSenseが収益分配構造の更新とインプレッション単価の支払いへ移行することで、さまざまなテクノロジーの異なる料金を比較する方法が提供され、透明性もさらに高まるというのが、今回の移行の理由だと説明されています。

Google AdSenseの変更でどう変わるのか心配な人もいると思いますが、いちおうGoogleは、テストの結果としては収益が変化することはないと予想しています。ただ、こればかりは蓋を開けてみないと分からないですね。

現在はパブリッシャーがコンテンツの収益化にAdSenseを選択した場合、収益の68%をパブリッシャーに還元してきました。収益シェア構造の更新をしても、全体としてパブリッシャーは引き続き収益の約68%を維持するとしています。

気になるのは、これまでのクリック単価から、ディスプレイ業界の標準であるインプレッション単価に移行するというところですが、これもまた、実際に導入されてみないとどんな影響があるのかは予想もつかないですね。

これらのアップデートは、2024年早々に実施される予定です。パブリッシャーが、何かアクションする必要はありません。