楽天が、電子書籍事業「Kobo」を発表しました。電子書籍リーダとなる「Kobo Touch」の重量は185g、価格は7,980円で2012年7月19日より発売開始となります。
楽天、185gの電子書籍端末「kobo」を7980円で7月19日発売 -INTERNET Watchという記事になっています。
カナダのKobo社は世界190カ国、900万人が利用する電子書籍サービスを運営しており、カナダ、米国、英国、フランスなどグローバルに事業を展開。配信する電子書籍コンテンツは、Kobo社の電子ブックリーダーのほか、アプリケーションでiOS、Android OS、Windows OS、Mac OSを搭載したスマートフォンやタブレット、パソコンなどマルチプラットフォームで読むことができる。
「Kobo」は楽天が買収した電子書籍事業の会社です。楽天の買収により、日本でもサービスが展開されるようになるということですね。
「Kobo」はiOSデバイスやWindows、Macでも読むということですが、やはり注目は専用端末の「Kobo Touch」でしょうね(サービス開始時は日本語対応のEPUBリーダは「Kobo」本体のみ対応とのこと)。
CPUにはFreescale i.MX507を搭載。ディスプレイは、E Ink社16階調グレースケール表示の6インチタッチスクリーン電子ペーパー「Pearl ディスプレイ」を採用した。内蔵メモリは約2GB、うち1GBが使用可能領域となる。
WiFiの他、microUSB、microSDカードに対応します。フォントはモリサワの日本語フォント2種も搭載し、約1ヶ月のバッテリ駆動が可能。
三木谷社長曰く「Kobo Touchは日本で第1号機。是が非でも成功させたいと思っていて、お客様目線でどれくらいの価格であればお気軽に試していただけるかと言う観点で決めた」という7,980円の価格は、どのくらい受け入れられるでしょうか。
Amazonもじきに参入するでしょうし、どのプラットフォームを選ぶか、というのも重要になりそうです。
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正直言ってボクは、koboで驚いたのは端末の価格だけでした。1万円切ればいいところかな?と思っていたので、7,980円というのは凄い。でも、電子書籍サービスで大切なのは端末ではないのです。
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Wi-Fiを搭載しており、ワイヤレスでコンテンツストアの「kobo イーブックストア」に接続し、購入が可能。コンテンツのフォーマットは「EPUB 3.0」を採用した。イーブックストアは日本語以外の言語を含めて約240万冊をラインアップ。日本語のコンテンツについては、今後150万冊まで拡充していく。
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Kobo Touchの価格は7980円。楽天会員だと予約特典として楽天スーパーポイントが最大3000ポイント付与されることを考えると、現在日本で販売されているE Inkベースの端末としては非常に安価な価格設定といえる。楽天はこれを“挑戦価格”とし、加えて家電量販店などでも販売することで市場の拡大を狙う考え。ただし、端末を逆ざやで販売する考えではなく、端末でも薄利が見込める価格だという。