アマゾンの電子書籍端末キンドル、今春にも発売というニュースが出てきましたよ。注目は、電話回線がNTTドコモだというところでしょうか。
インターネット小売り大手の米アマゾン・ドット・コムは今年春にも、電子書籍端末「キンドル」を日本で本格販売することを目指している。
「Kindle(キンドル)」はAmazonの電子書籍端末で、電子書籍端末市場の約半分を占めているそうです。
その「Kindle(キンドル)」が、いよいよ日本でも発売か、というニュース。
アマゾンは、日本でのキンドルの本格発売を目指し、出版各社との交渉を進めてきたが、「価格の決定権をアマゾン側が持つ」などといった条件を主張し、交渉が難航していた。昨年末からは、国内市場での出遅れを警戒し、出版社に対する条件を譲歩するなど態度を軟化させ、書籍の確保を急いでいる。
なるほど、Amazonは一刻も早く「Kindle(キンドル)」をリリースしたいのですね。「書籍確保のめどが立てばキンドルを発売する方針」だそうです。
なお、日本で発売するのは「Kindle Touch」と見られ、携帯電話の回線を搭載するモデルになるようです。それがNTTドコモになるようなのですね。
「通信エリア内では、どこでも電子書籍を購入でき、通信費用は書籍の代金に含まれる」というのが特徴です。つまり、回線料金を払う必要がない、と。
ランニングコストがかからないということであれば、とりあえず一台は欲しい、という人も少なくなそうな気がします(ぼくもそんな一人です)。
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もっとも新しい情報もあって、アマゾンは講談社らが4月に設立する電子書籍の共同管理会社「出版デジタル機構(仮称)」を通じて、コンテンツ契約について一括で交渉を行うとのこと。いったい幾つの電子出版関連団体があるのかと思わないでもありませんが、狭い日本の出版業界ですので、このような一括窓口が出来ればアマゾンほか電子書籍プラットフォーム企業にとっては追い風となりそうです。
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ドコモ回線のほか、一般の無線LANも選べる。ドコモ回線の使用料は電子書籍の購入代金に含まれ消費者に通信料金はかからない。
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端末価格を1万円台と格安に設定。通信料金も一切かからないという、高いパケット定額に慣れきった我々には破天荒とも思える革命的な安さです。