ジュビロ磐田、横浜Fマリノス・中村俊輔を完全移籍で獲得

2017 01 03 0947

ジュビロ磐田が、横浜FマリノスのMF中村俊輔を完全移籍で獲得したことを発表していました。中村 俊輔選手が完全移籍加入としてアナウンスされています。背番号は「10」となります。

横浜F・マリノスの中村 俊輔選手(MF)が、ジュビロ磐田に完全移籍加入することが決定しましたので、お知らせ致します。尚、中村選手の背番号は10番となります。

ジュビロ磐田には「横浜F・マリノスから移籍しました中村俊輔です。自身の新たな挑戦として、ジュビロ磐田でプレーさせて頂くことを決断致しました。チームに貢献できるよう全身全霊を掛け戦いますので、宜しくお願い致します」とコメントしています。

横浜Fマリノスには「2016シーズンに至ってはいろいろなことがありました。社長をはじめ、強化部長、他が変わり、現場でもさまざまな変化がありました。キャプテンとして、マリノスの一員として、一人の人間として、いろいろなことに向き合って来ました。スポーツ、サッカーの本質であるべきもの、例えば楽しさ、喜び、信頼、感謝などを持ちプレーすることが、自分は何よりも大切だと思っています。自分の魂であるサッカーと現役を退くその最後の瞬間まで、真摯に、そしてなによりも喜びと楽しさを持って向き合うため、懊悩煩悶の末、マリノスを離れる決断に至りました」というコメントを残しています。

マリノスでの苦悩が伝わってくるようです。

さらにクラブからは「中村俊輔選手の移籍に関して」というコメントも出ています。

弊クラブは、中村選手に現役生活を最後までF・マリノスで送り、その後も中村選手との関係を継続していきたいという思いと共に話し合いを重ねてまいりましたが、此度、中村選手の意思を尊重し、本人の決断を受け入れることといたしました。

本来であればあり得ない移籍だったのだと思いますが、そういうことが起こるのもまたサッカーだということですね。ジュビロ磐田での中村俊輔のプレイに期待したいと思います。

年俸は1億2,000万円から8,000万円に下がるようですが「お金じゃない。最後はサッカーだけに向き合い、燃え尽きたい」と話しているそうです。横浜だとサッカー以外のことも考えなければならなかったことが伺えます。

中村俊輔は「プライベートで問題があってもグラウンドに来るとなくなってたの。そうじゃなくなってきたときに、苦しくなったな…」という心情も吐露しています。「ボンバー、(栗原)勇蔵もそうですけど、特にこの2人はマリノスで完全燃焼できるように、サポートしてあげて欲しい」という言葉も残しています。

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その意味では、システムやトップ下を固定せず、「司令塔」の役割は変えず、ボランチやアンカーでの起用、中村を中心に据えるN-BOXシステムの復活もあり得るかもしれない。