フリマアプリの「メルカリ」が、J1リーグの鹿島アントラーズの経営権を取得することが明らかになりました。これまで運営してきた日本製鉄と大筋合意したとていうことです。
スクープ速報 メルカリがJ1鹿島の経営権取得へ 同社が今日会見という記事になっています。
メルカリ社(本社・東京都港区)がJ1鹿島の経営権を取得することで、これまで運営してきた日本製鉄と大筋合意したことが30日、分かった。この日のJリーグ理事会で報告されるとみられ、承認されればメルカリ社が都内で会見し、経緯などを説明する。
鹿島アントラーズの前身は住友金属工業蹴球団です。しかし住友金属は2012年に新日鉄と経営統合していました。それからも筆頭株主だったわけですが、住友金属ではなくなっている、というのは大きなポイントなのでしょうね。
「メルカリ」は2017年から鹿島アントラーズのスポンサーをしており、その効果も認められた、ということなのでしょう。
もしかすると、2017年当時から鹿島アントラーズの経営権を取得するという目論見はあったのかもしれませんが‥‥いや、きっとそういう流れは織り込み済みだったのではないでしょうかね。
いきなり経営権を取得はアレルギー起こすサポーターも少なくないでしょうから、そういう意味でのソフトランディングとしてのスポンサーとしてのワンクッションだった、とか。
住友金属や日本製鉄のように静かに見守るというよりは、やはり本業との相乗効果を狙う施策は行うはずですから、これまで通りのままの鹿島アントラーズかというと、やはり変わっていく部分というのはあるのは間違いないのではないでしょうか。
とりあえずスタジアムでは「メルペイ」が使えるようになるのでしょうね。
鹿島アントラーズとヴィッセル神戸の試合は、メルカリ対楽天ということにもなりますね。
J2では「FC町田ゼルビア」第三者割当増資でサイバーエージェントの子会社にというニュースもありました。
追記:鹿島アントラーズより「株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シーの株式譲渡に関するお知らせ」が発表されました。
株式会社メルカリ(本社:東京都港区、代表取締役会長兼CEO:山田進太郎、以下「メルカリ」)と日本製鉄株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:橋本英二、以下「日本製鉄」)は、本日、日本製鉄およびその子会社が保有する株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー(本社:茨城県鹿嶋市、代表取締役社長:庄野洋、以下「鹿島アントラーズ」)の発行済株式72.5%のうち61.6%をメルカリに譲渡(以下、本株式譲渡)する株式譲渡契約を締結したことをお知らせいたします。
「メルカリ」が61.6%の株式を持つということです。日本製鉄は11.0%、地方自治体が10.8%、その他企業が16.6%です。
株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シーの庄野社長は「鹿島アントラーズは、住友金属工業時代から長きにわたりクラブを支えてきた日本製鉄に加えて、今般新たにメルカリを迎え入れ、草創期の伝統を守りつつ、新たな時代を切り拓いてまいります」とコメントしています。