ACミランの本田圭佑が、来シーズンはオーストリア3部に降格する「SVホルン」を買収することが明らかになりました。自身の所属事務所が運営するそうで、本田圭佑は事実上のオーナーになるということです。本田オーストリア3部クラブ買収へ、実質オーナーにという記事になっていました。
欧州のリーグ事情に詳しい複数の関係者によれば、本田の所属事務所であるエスティーロが経営難の同クラブの運営権を取得。水面下で最終交渉が進んでおり、来週中にも正式発表になる可能性が出てきた。
「SVホルン」は今シーズンは2部で10チーム9位と低迷し、来シーズンは3部に降格することが決まっているそうです。経営難にあり、本田圭佑の所属事務所である「HONDA ESTILO(ホンダ・エスティーロ)」が買収し、実質的に本田圭佑がオーナーとなるようです。
本田が欧州クラブ実質オーナー 事務所が運営権取得によると「オーストリアのクラブを買収する背景には、EU圏外枠(外国人枠)の制限が事実上ないというメリットがある」ということで、日本人選手も多くプレイできるようになるようです。
さらに10チームで争う同国1部リーグは2位までが欧州CL予選、3、4位が欧州リーグの出場権を得る。20クラブ前後が参加するプレミアやセリエAなどの欧州主要リーグに比べても、欧州の大舞台に立てる可能性が比較的高い。
他にもこんなメリットがあるのですね。早ければ3シーズン後に1部に戻り、4シーズン後には欧州CLへの出場が可能となります。いつか、本田圭佑自身がプレイする、なんていうこともあったりするのでしょうか。
なお「SVホルン」には、かつて浦和レッズでコーチを務めたモラス雅輝氏がコーチとして在籍しています。元浦和コーチ・モラス雅輝の決断。オーストリア2部のコーチに就任。という記事になっていました。モラス雅輝コーチは「ブンデスリーガ・スポーツマネジメント・アカデミー」の出身ですが、同級生に「SVホルン」のGMがおり、それが縁でオファーがあったのだとか。
さらに、明治大学を卒業した矢島倫太郎も「SVホルン」に入団していますので、日本、日本人とは縁があるようです。
SVホルン – Wikipediaによると、1922年にクラブ創設、2008年にはオーストリア・カップで優勝しています。
最近では、サッカー日本代表元監督の岡田武史氏が「FC今治」の株式51%取得するというニュースもありました。サッカー関係者が解説者や指導者だけでなく、クラブ経営に乗り出すというのは、なかなか面白い動きだと思います。
追記:本田圭佑オーナーの「SVホルン」がトライアウト詳細を発表 → 合格したら7月から入団!という字を書きました。
▼元日本代表監督・岡田武史、四国リーグ「FC今治」51%株式取得しクラブ経営に乗り出す
▼【FC今治】「EXILE」所属事務所が岡田武史氏のクラブのスポンサーに