横浜FC、東京ヴェルディ平本一樹を獲得

横浜FCが東京VのFW平本を獲得という記事より。

横浜FCは15日、FW平本一樹(25)をJ2東京Vから来年1月末までの期限付きで獲得したと発表した。平本は昨季J2の40試合で15得点しているが、今季3試合の出場で無得点。

横浜FCがFWを補強しました。東京ヴェルディの平本です。

確か平本はヴェルディ愛を見せて、昨シーズン後にあったJ1からの誘いを断り、東京ヴェルディに残っていたのだと記憶しています。

平本一樹 – Wikipediaを見ると、

2006年のシーズン終了後には、前年のナビスコ杯王者である千葉から正式オファーが届き、J1リーグ王者である浦和や、名古屋からも興味を示される中、「本当に悩んだが裏切りたくなかった。お誘いはうれしかったんですけどね」と強豪クラブからの話を断り、来季こそJ1復帰を目指すヴェルディに残ることを決めた。

ということで、やはりそうだったみたいですね。

しかし今シーズンは出場機会が減り、ここまで3試合で無得点。東京ヴェルディの勝ちパターンとしてフッキが得点しているというのもあったので、なかなか出番も回ってこなかったのかもしれませんね。

ユース出身なので、本人も悩んだでしょうね。

こういうエピソードも。

2005年12月、ヴェルディJ2降格が決まり、J1クラブへと去る選手も多い中、缶ジュースを買おうと握っていた100円玉と10円玉を差し出し「もし年俸がこれだけだって言われても、自分はここでプレーします」と言ってヴェルディに残留し男気を見せた。

泣ける。

半年ぶりに更新されたブログは「愛するヴェルディサポーターの皆さんへ」でした。

いつも応援してくれる皆さんへの感謝の気持ちを忘れずにJ1で暴れてきます!
大人になって帰ってきます!

レンタル移籍ですから、いずれはクラブに戻ってくるかもしれませんし、もしかするとそのまま移籍してしまう可能性もあるでしょう。

サッカー選手は試合に出てナンボ、いつもこの瞬間というのは切なくなりますね。特に「昔の強かった時のヴェルディに近づくにはどうすればいいのかと考えに考えた結果がこれ」だというのであればなおさらです。

横浜FC逆襲へ東京V・平本獲得によると、

小学生時代にカズから自動販売機のジュースをおごってもらったというエピソードを持つ生粋のヴェルディ育ち。

ということなので、そういう意味ではカズのいる横浜FCが移籍先で良かったのかもしれません。