スティーブ・ジョブズも愛した越中瀬戸焼の担い手「釋永 陽 展」(新宿)

2012 05 30 1347

富山県で越中瀬戸焼を作られている、釋永陽(しゃくなが よう)さんの個展が、なんと新宿で開かれるそうです。これは絶対に行かねば! というか、陶芸に興味がなかった人にも是非ともオススメしたいです!

釋永陽の個展が三年ぶりに開かれる。富山の名窯である越中瀬戸の担い手、釋永由紀夫の長女で、父と共に懸命に制作に勤しんでいる。

釋永陽さんには、実は一度お会いしています。それは、今年の初め、富山を訪れた時です。

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スティーブ・ジョブズが愛した陶芸家に会える、ということで向かったのが、釋永陽さんがお父さんと作陶されている「庄楽窯」でした。

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お父さんの釋永由紀夫さんが京都で個展をした際にふらりとスティーブ・ジョブズが現れ、陶器を購入し、その後、アメリカからも注文が入ったのだそうです。

スティーブ・ジョブズの奥さん直筆のファクスを見せて頂いたり(どれが気に入ったか、などが書かれてました)、スティーブ・ジョブズのNeXT時代の名刺を手に取らせて頂いたり、もう本当にAppleファンには夢のような時間で‥‥。

せっかくの素晴らしい機会を頂いたのに、あまりにも夢すぎて、どう言葉にして良いか分からず、ブログに書けないでおりました。すいません。

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作品を拝見して感じたのは、とにかくシンプルなのですね。無駄なものが削ぎ落とされた佇まいは、Apple製品に通じる美しさを感じました。

そして、なんとも醸し出す雰囲気が優しいのです。この優しさは、お父さんもお母さんも優しいのですが、そこで育った陽さんもさらにふんわりとした方で、お父さんの作風に加えて、さらに温かみを感じる作品でした。

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これが仕事場です。陽さんは手前に座ります。

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愛犬。

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抹茶を頂きました。

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スティーブ・ジョブズに送られた陶器のリスト。確か、ジョブズは半分が黒くなっている皿がお気に入りだったはず。

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とまあ、本当にこんなに素敵な体験をさせて頂いて、すっかり釋永ファミリーのファンになってしまったのですが、その釋永陽さんが! 新宿で個展をされると!

もうこれは絶対に行かないといけないです。素敵な作品ですので、これまでは陶芸に興味がなかった、という人にもオススメしたいです。

会期:平成24年6月12日(火)~ 6月18日(月)
開廊時間:11時~19時まで(最終日は17時まで)
作家在廊日:会期中、全日、作家在廊予定

陽さんもずっといらっしゃるみたいですね!

陽のブログ」がありました!

柿傳ギャラリー

住所:東京都新宿区新宿 3-37-11 安与ビル地下2階


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