[英語で読むITトレンド] YouTubeについて(2)というエントリーより。
J.D. Lasicaの言うように、別に誰もが「次のスピルバーグ」になりたいと思っているわけではなく、自己表現欲求の満足という側面から言えば、264人というのはけっして小さな数字とはいえない。
梅田氏が、サンノゼ・マーキュリー紙の「The new must-see on your PC: YouTube VIDEO-SHARING SHIFTING ENTERTAINMENT OPTIONS」という記事を紹介している中の一節が、
「誰もがレポーターになって、人生(生活)で起きる何かを誰かと共有できるんだ」
です。
YouTubeのビジョンや、アメリカの若者文化に関する記事で、このセリフは「ブッシュ大統領のスタンフォード大学訪問を記録した映像」を公開した18歳のスタンフォード大学1年生のものです。
もの凄く共感を覚えたので、ここだけピックアップさせて貰いました。
なぜブログを書いているのか? と問われると、学生時代から続けてきたバンドの延長線上というような答え方をしています。ギターを弾いて曲を作るのと同じように、今はキーボードを叩いてエントリーを書いています。書かれたエントリーが読まれることは、ステージで歌うのと同じこと。
基本的にはそういうつもりで、自己表現の手段としてブログを選んでいるのですが、「誰もがレポーターになって、人生(生活)で起きる何かを誰かと共有できるんだ」という一節にハッとさせられました。
自分が歌う(書く)ことで、誰かに何かを伝えたい。そして伝えるだけでなく、何かを共有できたらこんなに素晴らしいことはない。良い影響/悪い影響ともにありますが、ともに共有して(ネタを振って)誰かが何かを考えるきっかけを作れたら‥‥もちろん自分でも考えるきっかけを持てたら‥‥
というようなことが、ぼくがブログを書いている理由のひとつ、かなり奥深いところにあったのだな、と思い至った次第です。
最近はことさらに“共有”が強調されていますし、話題の中心にものぼりますが、確かに2006年から2007年くらいにかけてのキーワードは「Share & Flat」なのかなと考えています。
そんなことを考えながら、3年目最後の日のネタフルが終わろうとしています。
Keep on blogging.