石川オレオ「黒脳シンドローム」ミステリー・ホラーで人気1位のLINEマンガが単行本化(ネタバレあり)

Kuro no syndrome 2691

「宇宙くん」「マリーミー!」に続いて、人気のLINEマンガが単行本化です。ずっとLINEマンガで読もうと思っていた、石川オレオ「黒脳シンドローム」が単行本化されました! なかかなPCやスマートフォンで読む時間がなかったので、単行本で一気読みしました。このあたりは紙の良さでしょうか。

LINEマンガのミステリー・ホラージャンルで人気1位の本作、こくのう、だと思っていたら、くろのう、でした。「くろのうシンドローム」です。

「黒脳シンドローム」のストーリー

「黒脳シンドローム」はこんな物語です。

「元の体を返してほしかったら、マネキンゲームに参加する?」交通事故で瀕死となった高校生・雪村は、“全くの別人”の姿で目を覚ました。スピーカーを通じて謎めいたミッションが下され、命がけのゲームが幕を開ける!! 緊迫のサスペンススリラー!!

身体能力の高い体操選手が主人公、普段はクールなのですが、いきなり物語の冒頭で身体がバラバラになるほど事故に巻き込まれます。気づいたら女性になっていた‥‥どんな仕組みになっているのか、どうしてそんなことに巻きこれているのか、1巻では詳細は分かりません。

現実世界だけど異次元感のあるところは「GANTZ」のような世界観です。主人公の目に秘められた意志の強さは、押見修造作品を思い起こします。これまでに読んだことのない、ミステリーかつホラーな作品を読みたい人に「黒脳シンドローム」はオススメです。

連載では24話まで公開されているので、次の単行本を待たずに読んでしまうかどうするか‥‥悩ましいです。

それにしても、やはり人気作品はきっちりと単行本化されるのですねぇ。バックナンバーがいつでも読めるからネット作品が単行本化されるのはどうかと思ったのですが、雑誌に連載するか、ネットに連載するか、そのくらいの違いしかないのかもしれませんね。

ネット作品が単行本化され、されにKindle版があるというのも、また面白いです。