歌手で俳優の「ショーケン」こと萩原健一が、2019年3月26日に消化管間質腫瘍(GIST)で死去していたことが明らかになりました。68歳でした。俳優・萩原健一さん死去 「ショーケン」傷だらけの天使という記事になっていました。
「ショーケン」の愛称で親しまれた歌手・俳優の萩原健一(はぎわら・けんいち、本名萩原敬三〈はぎわら・けいぞう〉)さんが、26日午前、消化管間質腫瘍(しゅよう)のため東京都内の病院で死去した。68歳だった。葬儀は親族だけで営まれた。
萩原健一が死去
既に葬儀は親族だけで済んでおり、また本人の意向でお別れの会の予定もないということです。
現在の埼玉県さいたま市中央区、与野市のあたりの生まれだそうです。大宮市でスカウトされ「ザ・スパイダース」の弟分バンド「ザ・テンプターズ」のボーカリストとして17歳でデビューしました。
歌手としても活躍しましたが、俳優としても活躍、特に「太陽にほえろ!」の「マカロニ刑事」の役で人気を確固たるものにしました。
74~75年の「傷だらけの天使」では、水谷豊さんとのコンビで怪しい探偵社の下働き役を好演した。不真面目ながら筋を通す若者像は、学生運動に敗れ去った後の冷めた社会の空気を象徴する存在となった。75年からは倉本聰さん脚本の「前略おふくろ様」に主演。
モデルの小泉一十三、いしだあゆみ、モデルの冨田リカと3度の結婚をし、大麻不法所持、業務上過失傷害罪が2度、恐喝未遂容疑で4度、逮捕されました。
2011年からは消化管間質腫瘍(GIST)で闘病していましたが、本人の強い希望で公表されなかったということです。
「消化管間質腫瘍(GIST)」とは?
「消化管間質腫瘍(GIST)」は「胃や小腸など、消化管の壁にできる悪性腫瘍の一種」で、10万人に1~2人と希少がんの一つとして位置づけられているそうです。
2018年末に歌番組で堺正章と対談しているところが放送されたのですが、年を召されたというか、随分と弱々しくなった印象を受けたのですが、闘病されていたのですね‥‥。
平成の終わりと共に‥‥心よりご冥福をお祈りいたします。
関連記事
▼萩原健一さん「ストーンズ聴いて、あ、オレこっちだ」:朝日新聞デジタル
兄弟は兄が2人、姉が2人。4人の父は大東亜戦争で戦死しました。僕が生まれたのは戦後だから、父が違うんです。認知はしていただいていませんが。僕は母が40歳のときの子です。家族はみんな、映画や音楽が大好きで、色んなものを見に連れていってもらいました。
▼モラル超えた萩原健一さん…変身自在の役者/悼む – おくやみ : 日刊スポーツ
勾留延長手続きの際にスエット姿に腰縄、手錠姿の萩原さんが垣間見えたこともあった。息をのんだ。容疑者の人権に配慮が行き届いた現在では、許されない光景かもしれないが、それは映画の一場面のようだった。罪状、モラルを超えた存在感があった。良くも悪しくも「役者」だった。