作家の橋本治氏が、2019年1月29日に肺炎のため死去しました。70歳でした。作家の橋本治さんが死去 「桃尻娘」、評論でも活躍という記事になっていました。
小説「桃尻娘」や「桃尻語訳 枕草子」、評論などで知られる作家の橋本治(はしもと・おさむ)さんが29日午後3時9分、肺炎のため東京都新宿区の病院で死去した。70歳。東京都出身。
東大在学中の1968年に「とめてくれるなおっかさん 背中の銀杏が泣いている 男東大どこへ行く」という東京大学駒場祭のポスターのコピーで注目され、イラストレーターを経て、1977年の小説「桃尻娘」(第29回小説現代新人賞佳作)で小説家に転じました。
評論家・随筆家としても活躍。
1984年度のフジテレビのイメージキャラクターを、おかわりシスターズと共につとめたのを覚えています。「このオジさんは誰なんだろう?」と思った記憶があります。
2018年夏に「人が死ぬこと」という連載記事を書かれていました。
多分、人はどこかで自分が生きている時代と一体化している。だから、昭和の終わり頃に、実に多くの著名人が死んで行ったことを思い出す。
平成の終わりに。心よりご冥福をお祈りいたします。
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▼小説「桃尻娘」作家・橋本治さん死去…70歳 : カルチャー : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
<春って曙よ!>と書き出す「桃尻語訳 枕草子」をはじめ、古典を今に通ずるものとしてとらえ直し、91年に刊行を開始した「窯変 源氏物語」(全14巻)や「双調 平家物語」(全15巻)を手がけた。