峰岸徹さん、肺がんで死去65歳という記事より。
個性的な名脇役として映画やドラマなどで活躍した俳優の峰岸徹(みねぎし・とおる、本名知夫=ともお)さんが11日午後11時32分、肺がんのため東京都内の病院で死去した。65歳。東京都出身。
俳優の峰岸徹が、肺がんで亡くなりました。65歳でした。
2008年4月に肺がんを告知され、その後に仕事復帰を果たしていたのですが、体調が悪くなり、家族に看取られなくなったそうです。
大学在学中にデビュー後、俳優座養成所、文学座研究生を経て大映に所属、アクションスターとして人気を得た。くせのある役どころを巧みに表現する脇役として存在感を示し、ドラマ「高校教師」で暴力を重ねるヒロインの父親を演じて話題を集めた。
現在、公開されている「おくりびと」に出演している他、11月に公開予定の大林宣彦監督の新作「その日のまえに」にも出演、遺作となりました。
峰岸徹さんの所属事務所社長が会見によれば、
峰岸さんは今年4月に末期のがんを告知され、抗がん剤投与を繰り返しながら闘病生活を続けていた。約1カ月前に左の脇から背中にかけて腫れていたため、検査したところ内出血が判明。約2週間前に緊急入院したが、1週間前に容体が急変
ということで、肺がんが発見されたときは既に末期だったということなのですが、そこから仕事復帰をされていたので、すごい体力・気力だと思っていたのですが、残念です。
心よりご冥福をお祈りいたします。
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トライアスロンを趣味とした峰岸さんは宮古島で開催される大会に8年前から出場。今年も4月の大会に参加を予定し、2月から自転車の練習を本格化させた。しかし腰痛がひどく4月に検査入院。肺に末期のがんが見つかり腰骨にも転移。それが腰痛の原因だった。
密葬は故人の遺志であす14日以降に営まれる。11月上旬にお別れ会が開かれる。同社長は「銀座生まれ銀座育ちなので、銀座で行いたい」と語った。
峰岸さんは出演映画「おくりびと」の「モントリオール映画祭」グランプリ受賞を喜び、英語でスピーチをする練習もしていたという。11月1日公開の映画「その日のまえに」で、大林監督のたっての希望で、8月に自宅前でワンシーンを撮影したのが最後の仕事となった。
抗がん剤治療を受けながら、一時は仕事復帰を果たしたものの、2週間前に容体が悪化して入院。1週間前から意識をなくし、最期は家族に見守られて息を引きとったという。