「かけ流し」の温泉ジャーナリスト野口悦男さん死去という記事より。
温泉ジャーナリストの野口 悦男氏(のぐち・えつお)が23日午後4時43分、胸部大動脈かい離破裂のため東京都内の自宅で死去、60歳。埼玉県出身。
今では「源泉かけ流し」と普通に使いますが、そういえば子供の頃はそういう言い方はしませんでした。温泉は温泉。
でも温泉にもいろいろありまして、水を加えたり循環させない温泉のことを「源泉かけ流し」と呼び、その呼び方を定着させたのが、温泉ジャーナリスト・野口悦男氏なのだそうです。
「源泉掛け流し」生みの親野口さん死去という記事によれば、
野口さんは中・高・大学と山岳部に所属し、冒険家を目指し世界92カ国に遠征。ヒマラヤ・ナンダデビ山群で世界初のスキー縦走成功。その後スイスでの滑降中、腰を痛打し温泉ジャーナリストに転身した。
ということで、元は冒険家だったそうです。そこから転身した温泉ジャーナリストで「源泉かけ流し」という呼び方を広めたのですから凄いです。
今頃、あちらで温泉につかっている頃でしょうか。ご冥福をお祈りいたします。
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