子供を連れて上尾丸山公園に遊びに行ってきました。もちろん、お供をしたデジカメは「EOS Kiss digital N」です。
本当は実際の写真をお見せできるといいのですけど、プライベートなものがほとんどなので今回はナシです。使用感をお伝えしていきます。
これまで使用していたデジカメはLUMIX FZ3で、小型ボディに12倍光学ズーム、そして手ぶれ補正と基本的には文句のない仕様でした。ただ子供を撮影するにあたりどうしてもピントがずれたり、デジタル一眼レフカメラの写真を見せて貰うと質感が違ったりと、欲張りな部分で満足できない部分が少し出てきました。そうしたことを考慮すると、子供をキレイに撮影して残しておくには「EOS Kiss digital N」しかないだろうという結論になった訳です。
さて、購入してからまともに撮影する機会がなかったのですが、ようやく休日の今日、天気も良く撮影チャンスに恵まれました。
まだ慣れない手でとりあえずパシャパシャと撮ります。この「慣れない感じ」がなんとも言えず、気持ちよいです。カメラを丁寧に丁寧に取り扱いながら、そして部品を丁寧に操作しながら、徐々に勢いをつけていきます。勢いを付けると、思わず4枚、5枚とシャッターが連写します。思わず「おお」とびっくりするぼく。
最初、スイッチ部分の取り回しがよくないかな、と感じましたが、慣れの問題だったようです。次第に違和感なくなりました。カバンなどに入れた際に、誤ってスイッチが入ってしまうのを防ぐための仕様かな、と考えましたが、この部分には関しては*ist Dsが操作しやすかったかもしれません。
合焦スピードが気に入って購入した「EOS Kiss digital N」だったのですが、この点に関しては全く不満ありません。滑り台を滑るところ、走るところ、とにかくちょこまかと動く子供を撮影するにはこのくらいでないと収まりません。シャッターを半押しする癖がついていたのですが、シャッターチャンス! と思った瞬間にはシャッターを切れば、思いの通りにシーンを切り取れます。シャッター音も心地よいです。
ちなみに途中、ワイフにも持たせたのですが、やはりコンパクトデジカメとは合焦が大きく違うと分かったようです。気持ち良さそうに何枚もシャッターを切り続けていました。「EOS Kiss digital N」は世界最小最軽量をうたっているだけあり、大きいには大きいですが、女性でも無理なく使えるギリギリのサイズに収まっているようです。オートモードで一通りこなせるのは、やはり強いです。
印象としては「EOSはママが子供を撮影するためのカメラ」というイメージが強いようで、恐らく一般的にもこういうイメージを持たれているはずですから、子供たちにKISSのメイクをさせるよりも、ファミリーで使用するシーンを想起させるTV CMの方が売上に貢献しそうな気もしました。
夏のボーナスの頃には標準mmキットも10万円を切るでしょうから、コンパクトデジカメで物足りなくなったお父さん、ちょこまかと動き回る子供を撮影したいお母さんは一考の価値あり、だと思いますよ。デジカメとしては高い買い物かもしれませんが、画素数も800万画素、標準的な性能も充実していますから、その気になれば長く使える逸品だと思います。
今日一日、100枚くらい撮りましたが、撮影者の腕は変わらないのに、撮れる写真が違うのも不思議な感じがしました。ライブ感が強い、と言えばいいんでしょうかね。本当にその瞬間を切り取り、後から写真で見ても、その時の気持ちが甦ってくるという気がしました。
標準mmキットを購入したのですが、しばらくはこれで楽しめそうです。でも、単焦点や広角〜200ミリくらいのmmはすぐにでも欲しくなりそうです。
▼Canon EOS KISS デジタル N ブラック mmキット
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旧Kiss Digitalと比較して、外観の仕上げやシャッター音、いろいろな部分の速度が抜群に良くなった。また気のせいかも知れないが、JPEGで撮った絵を見ると、筆者がいつも言っているCMOSっぽさはかなり減った感じだ。更に800万画素なので明らかに解像力は向上。これでデジタル一眼レフ入門機なのだから、ちょっと驚きである。周りの眼さえ気にしなければ(笑)、十分仕事でも使えそうだ。