昨日、今日と立て続けに近所の量販店でPENTAXの「*ist Ds」を見てきました。
自分の中での本命はオリンパスの「E-300」だったんです。サイズ的にも手頃だし、mm交換時のダストリダクション機能もいい。なんといっても10万円を切る価格が嬉しい訳です。「*ist Ds」も価格的には10万円強だし、サイズも現時点では最小・最軽量だったのですが、なんとなく「E-300だろ」と思っていたんです。実物を見るまでは。
小さい! D70やEOS Kiss Digitalに見慣れていたせいか、デジタル一眼レフカメラとしてはかなり小さいサイズに驚きました。E-300もスペックで見る限りでは小さいと思っていたのですが、見比べると*ist Dsの小ささが際立っていました。
事前に各種レポートを読む感じだと、AFの合焦スピードが、やはりD70等と比べると少し遅いという話で、確かに昨日触ってみた時には微妙なタイムラグが気になりました。今日は「動体モード」でコンティニュアスAFを試しみましたが、例えば運動会などで動いている被写体を撮影するには、このモードにしておけば大丈夫かな、と感じました(合焦スピードに関しては、標準mmキットのmmがF3.5なので、明るめのmmにすれば速くなる、という記述も見かけました)。シーンをモードダイヤルで選べるのですが、初心者にはこれがありがたいんですね。もちろん凝った使い方もしたいですが。
ということでですね、かなーりグラグラときています(笑) 一回り大きければFZ3を使っている身としては「大きくて無理」となるんですが、これだったらなんとか持ち歩けそうなんですよね。本体505gです。うーん、ヤバイヤバイ。mmセットが、さくらやでは127,800円で10%ポイント還元、Amazonでは15%還元、価格.comで調べると105,000円というショップも数多くあります。うーん、ヤバイヤバイ。
▼PENTAX *ist Dsmmキット デジタル一眼レフカメラ DA18-55/3.5-5.6ALmmセット
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このPMA関連で何といっても話題になりそうなのは、やはりキヤノン「EOS Kiss Digital N」だろう。ずいぶんと小型化されて、*ist Dsとたいして変わらない大きさになり、重量にいたっては*ist Dsより20g軽量化された。さすがはキヤノン恐るべしというところだが、筆者は全く揺らいでいない。今回のEOS Kiss Digital Nも、結局記録メディアがCFだったからだ。SDメモリーカードの*ist Dsにこだわるのは、CFというピン数の多いレガシーなインターフェイスのカードに新規投資したくない、ただそれだけの理由だ。
▼画質と使いやすさを備えたデジタル一眼レフ「*ist DS」
コストダウンばかりを考えて作られた機種のように見られるかもしれないが、実際に使ってみるとボディにはしっかりとした剛性感もあり、よく考えて作られているカメラということがひしひしと伝わってくる。コンパクト機に物足りなさを感じて乗り換える人たちはもちろんのこと、上級者にとっても小型軽量のサブ機として十分な働きをしてくれるはずだ。
▼今いちばん小さくて軽いデジタル一眼レフ機——*ist DS
前モデル*ist Dのカタログには風景やモデルの写真が多かったが、*ist DSのカタログには子どものスナップ写真が多用されている。つまり、メインのターゲットはファミリー層なのである。前モデルの*ist Dの後継機ではなく、下位機という位置付けだ。そして、*ist Dよりもボタンやダイヤルの数を減らし、一眼レフ機のビギナーにも取っ付きやすい、シンプルで明快な操作系を実現している。
▼世界最小最軽量のデジタル一眼レフ機*ist DSで写真を120%楽しむ
しかも、携帯性に優れたコンパクトボディはライバル機に勝るメリットであり、デジタル一眼レフ機の大きさや重さをネックに感じていた人には大きな魅力になる。また、凝ったマニュアル機能に加えて、オート機能が充実しているので、デジタル一眼レフ機の入門用にも最適だ。*ist DSでどんな写真が撮れるのか、さっそくレポートしてみよう。