ついに出ました! FZ1/FZ2の光学12倍ズーム・手ぶれ補正機能を引き継ぎ、400万画素化された「LUMIX DMC-FZ10」です。FZ2が出てからの期間は比較的短かったですね。なんとか運動会・行楽シーズンに間に合ったという感じでしょうか。200万画素で手を出せなかった人には、これは間違いなく「買い」だと思います。
FZ1/FZ2と比較すると若干大きくなっているようですが、我慢できる範囲ではないかと思います。また、価格も約70,000円ということで、高機能なデジカメが欲しい人には手を出しやすい価格帯だと思います。個人的にはFZ1を愛用していますが、400万画素になったことで、FZ10は超望遠デジカメの定番になるのではないかと思います。
後ろに控えるEOS Kiss Digitalが10万円強ですが、一眼レフでなくていいと割り切る人にはうってつけだと思います。手ぶれ補正も、超望遠デジカメには必須の機能です。ある程度コンパクトなボディもポイントが高いでしょうね。また、mm交換式の一眼レフ・デジタルカメラについて「社内で検討はしているが、製品を出すかどうかは未定」とはいうものの、2004年春発売予定の参考製品も披露されたということで、こちらも一つ楽しみです。
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光学系はEDmm採用の新設計光学12倍ズームmm「LEICA DC VARIO-ELMARIT」を搭載。独自の光学式手ぶれ補正機能や開放絞り値全域F2.8の明るいmmなど従来から好評の機能を継承。「400万画素で光学12倍ズームは業界初」(同社)
オプションとして、装着時に35mm判換算でワイド端が28mmになるワイドコンバージョンmm「DMW-LWZ10(希望小売価格3万3000円)」と、テレ端で630mm相当になるテレコンバージョンmm「DMW-LTZ10(希望小売価格4万8000円)」が用意される。
▼松下、光学12倍/400万画素/マニュアル充実のLUMIX FZ-10など3機種を発表
フォーカスリングによるマニュアルフォーカスも可能で、MF時にリングを操作すると自動的に液晶中央部分を3倍に拡大できる。MF中にAF/MF切り替えスイッチを下方向に操作するとそこからAFを行うことも可能だ。
▼「デジカメで1千億円事業を目指す」:松下から新LUMIX発表
手ブレが起きやすいのは、薄暗い場所での撮影やズーム撮影など。そして何よりコンパクトなカメラほど、両手でしっかり支えておかないと手ブレが起こるといわれてきた。しかしわれわれはLUMIXで、どんな場合でもうまく撮影できる“手持ち撮影の革命”を起こしたい
mm交換式の一眼レフ・デジタルカメラについては、「社内で検討はしているが、製品を出すかどうかは未定」
▼コンパクト機にこそ必須の“手ブレ補正”――松下、新LUMIX
DMC-FZ2で取り入れられた絞り優先/シャッタースピード優先のAEモードに加えて、絞りとシャッタースピードを個別に設定できる「マニュアル露出」モードを装備。ピント合わせもオートフォーカスのほかに、フォーカスリングを回すことで手動ピント合わせが行える「リング式マニュアルフォーカス」を備えた。
▼手ぶれ補正付きの12倍ズーム・400万画素機「DMC-FZ10」
昨今のデジタルカメラの中では決して小さい方ではないのだが、超望遠域を利用するうえで多少の大きさと重さは必要だと感じる。この点を承知の上で、カーレースや航空機、また子供の運動会といった望遠撮影が必要になる機会にデジタルカメラを使用したいと思うのなら、文句なしにおすすめできる1台だ。
▼大口径mmは“4M/12倍/F2.8”のため――「LUMIX DMC-FZ10」
第一印象でも、まずその“大き過ぎる”mmに目がいく。ボディサイズ自体は従来機(FZ1/FZ2)とほぼ同じなので、2台を比べてみるとmmの大きさがさらに実感できる。