経営再建のため、コダック デジカメから撤退へだそうです。デジカメを開発したコダックが、デジカメ事業から撤退します。
業績が悪化し、先月、破産法の適用申請に追い込まれたアメリカの写真用品大手「イーストマン・コダック」は9日、経営の再建を図るため、みずからが世界で初めて開発したデジタルカメラの事業から撤退すると発表しました。
数年前に2眼レンズの「V570」がブロガーの間で話題になったことを思い出します。コダックブルー、ですよね。
1975年に世界で最初にデジタルカメラを開発したコダックでしたが、カメラ事業のデジタル化に乗り遅れ業績が悪化、経営再建を進めていました。
コダックが9日に発表したところによりますと、不採算部門の見直しの一環としてことしの前半にデジタルカメラや小型のビデオカメラなどの事業から撤退するということです。
今後は収益性の高いプリンター事業に集中していくということです。
ライバルの日本メーカーがデジタルカメラの販売で業績を伸ばす一方で、従来のフィルムを中心とした事業にこだわり続けたコダックは業績を悪化させ、さらにはデジタルカメラ事業の撤退に追い込まれるという皮肉な結果となりました。
そして、世界で初めてカラーフィルムを発売したのも、コダックだったのですねぇ。