「形を持つ人が、形を破るのが型破り。形がないのに破れば形無し」

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@clione がツイートしていたのを見かけて、「おさまってたまるか」 中村勘三郎が語る仕事という記事を知りました。心に響く言葉があったのでメモとして残しておきます。

が、父の言う百年早いってなぜだったか。それがいまはとてもよく分かります。古典をしっかり学んで自分の形を作れ。19や20の未熟者が土台もないのに新しいことをやるな、と。私も自分の息子たちには新しい事よりまず古い芝居を稽古して欲しい。「形を持つ人が、形を破るのが型破り。形がないのに破れば形無し」。かつて無着成恭さんがそう言っていました。

無着成恭氏の言葉だそうですが「形を持つ人が、形を破るのが型破り。形がないのに破れば形無し」がグッときました。

新しいもの/ことにチャレンジするのは若さの特権でもあると思いますが、土台がないとハチャメチャなものになってしまいかねません。

が、こういう言葉にしみじみするのも、自分が年を取ったという証拠なのでしょうね。中村勘三郎氏も、父親から「百年早い。そんなことを考えてる間に百回稽古しろ」と言われたことの意味は後から分かったそうですし。

ただ、分からないまでも、後から気付く‥‥耳を傾けておくということも大事なのでしょうね。

いつか、息子たちにも話したい言葉です。

調べてみると、2005年4月の記事でした。