子供の名前、人名漢字580字追加へ

人名漢字580字追加へ 「苺」など今秋に使用可になるそうです。

法相の諮問機関である法制審議会の人名用漢字部会は28日、人名に使用できる漢字を2231字から580字増やし、計2811字に拡大する答申の原案を固めた。

増えて2811字ですか。感覚的には、それでも少ないような気もするんですが「人名用漢字は過去約50年で約400字しか追加されておらず、初の抜本改正となる」そうなので、かなりの改革なのかもしれませんね。「これまで子供の名前に使う漢字として人気がありながら、市町村の窓口で受理されなかった字はほとんど含まれる見込み」だそうです。

原案によると、新たに加えられる主な字は「撫」「舵」「梗」「燕」「匂」「雫」「琥」「珀」「鷲」など。これまで子供の名前に使う漢字として人気がありながら、市町村の窓口で受理されなかった字はほとんど含まれる見込み。「蹴(しゅう)」「撫子(なでしこ)」「苺(いちご)」などの名前も新たに誕生しそうだ。

奇抜な名前って子供の時はかわいいんですけどね。一生背負うものですから、その辺も考えて名付けてあげたいものですね。

追記:

檎・苺OK、屍・呪も!…人名用漢字に578字追加案で詳細が分かってきました。

追加された主な字は、「桔」「梗」「撫」「苺」など。今秋以降は、これまでに認められている漢字との組み合わせを含め、「桔梗(ききょう)」「撫子(なでしこ)」「林檎(りんご)」などの名前も誕生しそうだ。

どうして今までなかったのか、不思議な漢字ですよね。一方で、

 追加される漢字の中には、「糞」「屍」「呪」など人名にふさわしくない漢字も含まれている。この点について、法制審では「専ら当該漢字が『常用平易』と認められるか否かの観点から選定を行った。漢字の意味(人名にふさわしいか否か)については一切考慮しなかった」としている。

このような問題も起きています。問題が起こるのは自明だったと思いますが、なぜあえて出してきたのでしょうか。これに関する疑問を投げかけている人も多いと思いますが、法務省がインターネットで意見を募集するそうです。

追記:

<人名用漢字>糞屍呪癌姦淫怨痔妾蔑… 見直し案から削除へ

国民からの意見で、削除要望が多かったワースト10は、383通の「糞」を筆頭に「屍」「呪」「癌」「姦」「淫」「怨」「痔」「妾」「蔑」の順。「子供の社会的不利益や社会的混乱をもたらす」「学識、良識のない親に委ねるのは問題」などの声が多かった。一方、「掬」をはじめ新たに追加を求める意見も236通あった。

追記:

「苺」「絆」「林檎」きょうから人名漢字OK

戸籍法の施行規則が27日改正され、「苺(いちご)」「兎(うさぎ)」などこれまで認められなかった488字が新たに人の名前に使えるようになった。各自治体の窓口では、新たな漢字を使って命名された子の出生届の受け付けが始まった。