膨張剤のアルミ、幼児ご用心 ホットケーキ1枚で基準超という記事より。
ホットケーキやパウンドケーキを週に1個食べるだけで、幼児ではアルミニウムの取りすぎになってしまう場合があることが東京都健康安全研究センターの調べでわかった。
ひょえー、ホットケーキやパウンドケーキで、よもやアルミニウムの取りすぎになるなんて、考えたこともなかったですよー。
膨らし粉(ベーキングパウダー)に、アルミニウムが含まれていることに起因するのだそうですよ。
ミックス粉では1グラムあたり最大0.53ミリグラム、焼き菓子ではパウンドケーキやスコーンで最大0.37ミリグラムだった。この場合、ホットケーキ1枚(粉で約50グラム)にアルミ約27ミリグラム、パウンドケーキ一切れ(約50グラム)で同約19ミリグラム含まれる計算になる。
WHOなどが定める1週間の耐容摂取量は、体重1kgあたり1ミリグラムということで、うちのJINANが体重16kgなのですが、16ミリグラム、つまりホットケーキ1枚で遥かに越えてしまうことになります。
なお、検査した市販製品からは、ミックス粉3種、焼き菓子27種類からアルミを検出したということです。いずれも膨張剤やベーキングパウダー使用と表示あり、です。ただし、使用している膨張剤の成分によっては検出されない場合も。
アルミニウムの人体への影響はまだ分かっていないそうですが、動物実験では神経系に影響を与えることが分かっているそうです。
膨張剤の成分や、アルミ含有量の表示は義務づけられていない。しかし最近は「アルミフリー(不使用)」と明記した膨張剤やミックス粉も販売されており、通販や自然食品を扱う店などで買える。
あ、なるほど「アルミフリー」という製品もあるのですね。自宅で口にするのは、こうした製品の方が安心かもしれませんね。
追記:以下の記事も教えてもらいました。
▼そんなアルミニウム摂取で大丈夫か? – 食の安全情報blog
今回のケースは東京都の調査結果は事実であるとしても、元になっている基準値の設定に問題があるといえそうです。ここで誤解して欲しくないのは基準値がいい加減に決められているというわけでは無く、現在の基準値の決め方だと、必要以上に基準値が厳しくなってしまうケースがあるということです。