日産「NV200」がニューヨーク市の次世代タクシーに選定というニュースリリースが出ておりました。ニューヨークのイエローキャブが、ニッサンに!
日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス・ゴーン)は米国現地時間3日、ニューヨークの次世代タクシーの供給会社として、同社が選ばれたと発表しました。全米で最多のタクシー保有台数を誇るニューヨーク市の”イエローキャブ”の歴史に、同社が新たな1ページを加えることになります。
新たなニューヨークのタクシーと選ばれたのは、日産「NV200」です。「NV200」は商用車ですが、セレナの商用車版と考えれば良いでしょうかね。いわゆる一つの「バネット」です。
NV200タクシーは、メキシコの同社クエルナバカ工場で生産される予定で、現在、日本、欧州、中国をはじめとしてグローバルに提供されている多目的小型商用車「NV200」がベース車両となります。計画されている各種標準装備を含めたメーカー希望小売価格は、約29,000ドル(台)となる見込みです。
ニューヨークタクシーのニーズに応えつつ、オンラインサーベイで募った意見も反映された仕様になるそうです。
興味深い仕様をピックアップしてみました。
・現行タクシーに対して大きく改善した、4名の乗客とその荷物のための十分ゆとりのある室内空間
・ニューヨークの街中での騒音低減を図るべく、車外灯と連動することで警告音量を小さくしたクラクション
・乗客用の読書灯、および、所持品の確認をサポートする室内フロアの足元照明
・乗客用の電源コンセント(12V)とUSBプラグ(2つ)
電源コンセントとUSBプラグというのは、日本でも欲しいくらいですね。
そしてこの「NV200」は、将来的には、電気自動車に衣替えが可能になっているそうで、そのあたりも評価されたようです。
もともと、日本でも「バネットタクシー」というのがあるのですね。
質実剛健な作りで、キャンプなどのアウトドアにも良さそうですよ。