P2Pというと、どうしてもWinnyやNapsterのイメージが強く、著作権的な問題やダークなイメージがつきまとう感じがしていたのですが、決してグレーな技術ではない、ということがこの本を読むとよく分かります。図解ですから図も豊富。そして何より分かりやすい。ああ、P2Pってこういうものでしたか、というのが非常によく分かりました。P2Pってなんぞや? と思っている人にはお勧めの一冊です。
これまでは、「P2P=WinnyやWinMXなどの不正ファイル交換ソフト」という雰囲気があり、議論の中心が著作権になりがちでした。しかし、開発者の逮捕がきっかけにもなり、あらためてP2Pの可能性が議論されるようになっています。
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